つみたてNISAのメリットを生かす重要な4つの運用方法

金融庁のNISA改正要望の方向性が見えたところで改めてNISAを利用する際にどのようなことを意識した運用をすればよいのかをご紹介します。

NISAの改正要望の内容についてはこちら。

【NISA・つみたてNISA】金融庁が改正要望を公表 非課税期間の恒久化、限度額の拡大
金融庁はマスコミで報道されていたNISA・つみたてNISAの2023年度の税制改正要望をホームページ上で公表しています。

つみたてNISAのメリットを生かす重要な4つの運用方法

東洋経済ONLINEさんです。

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山元さんが語るNISAの最適な運用方法です。

1. 運用益非課税のメリットを生かすために、NISAには期待リターンの高い資産を割り当てるべきだ。期待リターンが低い債券が入った「バランスファンド」はダメ。
 
2. NISAでの保有資産を売却するとその分の非課税運用枠が使えなくなるので、事情の変化で売りたくなるようなものはNISAでの投資には不適切だ。個別の株式やテーマ型投信などは不向きなのだ。
 
NISAで使える以上の運用資金を持っていて、個別株やテーマ型投信を買いたくなったら(とくにテーマ型投信は買わなくてもいいのだが)NISAの外で持つほうが適切な場合が多いはずだ。
 
3.大きな分配金が出る商品は長期投資における複利効果を減ずるのでダメ。多分配型の投信は不適切だ。
 
4.もちろん手数料が高い商品はダメ。運用管理費用が0.3%を超えるようなものはすべてダメ。
 
複数の商品を組み合わせると、さらに良いポートフォリオを作れる可能性はあるが(煩雑なので別の所で論じる)
 
できても差は小さいので、「全世界株式(日本株を含むオールカントリー)」のインデックスファンドをお勧めしておく。
 
「日本株のみ」「アメリカ株のみ」といった投資は少なくとも「最適」ではない。

 

まとめ

山元さんが語るNISAを使う上での重要な運用方法についてご紹介をしました。

1. 運用益非課税のメリットを生かすために、期待リターンが低い債券が入った「バランスファンド」はダメ。

2. NISAでの保有資産を売却するとその分の非課税運用枠が使えなくなるので、事情の変化で売りたくなるようなものはNISAでの投資には不適切だ。

3.大きな分配金が出る商品は長期投資における複利効果を減ずるのでダメ。

4.手数料が高い商品はダメ。

 

「ダメ」、「不適切」といつものようにぶった切り、いつものブレない論調になっています。

概ね賛同しますが、以下の点だけ。

1の「バランスファンドはダメ」というのはここには書いていませんが、NISA口座で買ってはダメということで、もし債券などを買うのであれば特定口座でどうぞ。ということだと思います。

3については、”NISA口座だから”ダメというか「長期投資における複利効果を減ずるので」と書いているように”長期投資だから”ダメということでしょう。

「大きな分配金が出る商品」とは投資信託のことだと思いますが、個別株、ETFを一般NISAで購入をして、非課税で配当金をもらう運用はありだと思います。(私はやりませんが)

これは、「よい」「わるい」の問題ではなく、投資にも種類がありインデックス投資とは異なる方法だということです。

最後にある、全世界株式を勧めているのもいつも結論でインデックス投資の基本です。

 

1,2についてはNISAでの話で、3,4についてはNISAに限ったことではなくインデックス投資全般の投資の考え方としてNGということです。

長期投資に向いた手数料が低い株式のインデックス商品をコツコツ買いましょうということです。

NISAを始めようか迷っている方は、今すぐにでも証券会社で手続きをおこない始めましょうね。

 

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