「つみたてNISAとiDeCoはどちらから始めればいい?」という、あるあるな質問に回答した記事がありましたので、考察してみます。
つみたてNISAとiDeCoはどちらから始めればいい
PRESIDENT Onlineさんの記事です。
記事の結論としては、
「つみたてNISA」と「iDeCo」の両方はじめてほしいが、
どちらか選ぶなら「つみたてNISA」。
です。
制度の比較
つみたてNISAとiDecoの制度上の比較です。
※つみたてNISAの最長投資期間の記述、「投資を開始できるのは2042年まで」が意味不明
「投資ができるのは2042年まで」の誤りでは?
税金の比較
つみたてNISAとiDecoの税金の比較です。
つみたてNISAの「×」はあくまでも税制優遇で税金がかかるという意味ではありません
iDecoについては積立、運用時の税制優遇は「〇」でいいのですが、受取時の税制優遇は「〇」とは言えず「×」に近いです。
手数料の比較
つみたてNISAとiDecoの手数料の比較です。
iDecoにはお国らしい?割高な手数料が加入時、購入毎、受取毎に毎回取られます。
まとめ
「つみたてNISAとiDeCoはどちらから始めればいい?」についてご紹介をしました。
結論として、
になります。記事の結論と同じです。
そもそも自分の為にするNISA制度には大きくは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類がありますが、多くの一般の方は「つみたてNISA」を選択すればよいです。
一般NISAの詳細についてこの記事では触れませんが、国は国民が使い易くシンプルな仕組みにするどころか、2024年から一般NISAをより複雑な仕組みにしようとしています。
ホントわけが分かりません。
国にしてほしいのは、「利用者目線のシンプルで課税がされない資産が築ける仕組み」の構築です。
iDeCoについても記事の説明のようにシンプルではなく問題が多い制度です。
まず、ノーロード全盛の世の中で購入毎に手数料が取られるってどんな悪徳証券会社だと。。
お金がかかるのであれば、もう少し努力をして手数料を引き下げてほしいですね。
そして一番問題なのが、受取時の課税方法です。よく理解をして受け取らないとせっかく長年苦労して積み立ててきた自分のお金に多くの税金が課税されてしまいます。
本来、年金であるはずのiDeCoの制度ですが、仕組みが非常に複雑で75歳以上になっても自分で積み立てたはずの年金が実質使えないケースがあります。
自分で積み立てた年金が高齢になった時に利用できないのです。
iDecoは制度の狙いはよいのですが、大事なところに問題が多いです。
よって「iDeCo」ではなく「つみたてNISA」から始めることをおすすめします。
iDeCoの制度上の問題点です。
iDeCoで一番難しい受け取り方についてです。
iDeCoでやっかいな手数料を削減する方法です。
iDeCoが向いている人、向かない人とは。
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