チャート分析などから「アメリカのインフレはまもなく大幅に低下する可能性がある」と
投資家で投資番組の司会などを務めているジム・クレーマーは語っています。
アメリカのインフレはまもなく大幅に低下
ジム・クレーマーは9月22日にCNBCの番組でラリー・ウィリアムズのチャート分析より、
以下のように語りました。
ラリー・ウィリアムズ氏が分析をしたチャートは、インフレがまもなく大幅に-すぐに-冷え込む可能性を示唆している。
(赤)70年代後半から80年代前半のインフレの爆発
(黒)現在のFEDの粘着価格消費者物価指数
ウィリアムズ氏は、現在のスティッキー価格インフレの軌跡(黒)が、この歴史的パターン(赤)に密接していると指摘している。
70年代後半から80年代前半のインフレパターンに照らし合わせると、現在のインフレはほぼ1980年ごろの軌道にあるという。
当時とは異なり、FRBはインフレを打ち負かす方法を正確に知っており、ジェイ・パウエルは喜んで痛みをもたらすことを示しました。
つまり、インフレのピークはもっと早く来るはずだ。
まとめ
ジム・クレーマーが語った「インフレはまもなく大幅に低下する可能性がある」についてご紹介をしました。
確かにデータを見るとそろそろピークをつけている感はありますが、インフレが「すぐに、大幅」に低下する可能性は低いのではないでしょうか?
”まもなく”がどのようなスパンで言っているのかが分かりませんが。
アメリカで70年代後半から80年代前半に起きた高インフレは1回下がったので、金利を引き上げたところ、また高インフレになり長引いてしまったようです。
このような過去の一連の行動を参考に「当時と違って、FRBはインフレを抑える方法を熟知しており」と言っているのでしょう。
以下、アメリカの70年代後半から80年代の消費者物価指数や株価(ダウ平均価格)の推移です。
この過去のデータでは、
もしインフレが早々にピークをつけたとしても株価が上昇するまで「約2年半」もの時間がかかっていることが分かります。。。怖っ
インフレがどのぐらいの期間で収まり、景気後退がどれほど長引くのかは分かりません。
データを中心に状況を把握しつつ、このような情報については一歩引いて頭の片隅に入れておくぐらいでよいですね。
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