投資信託の利用者調査 平均資産額は1669万円 メリットはリスク分散・少額投資

投資信託で投資をされている方におこなった調査により、資産額など投資家の人物像が見えてきました。

平均資産額は1669万円、億り人は1.6%

スパークス・アセット・マネジメントが以下の内容で投資信託を利用している投資家に対して調査を行っています。

投資信託利用者実態調査2023
対象:全国、20歳~79歳の投資信託利用者
期間:2023年2月28日~3月1日
方法:インターネット
有効回答数:1000

  20代 30代 40代 50代 60代 70代
男性 83 83 84 84 83 83 500
女性 83 83 84 84 83 83 500

■投資信託の経験年数

・「1年~3年未満」が24.7%で最多。「10年~20年未満」、「5年~10年未満」、「3年~5年未満」と続く
・50代から70代では「10年~20年未満」が最多

■保有資産額(自宅を除く)

・資産額の平均は1,669万円
・資産額は年代が上がるほど、経験年数が長くなるほど高くなる傾向

■保有資産額(自宅を除く)で投資信託が占める割合

・「10%未満」が最多で「10%~20%未満」と続く
・経験年数10年以上では「10%~20%未満」が最多

■投資信託のメリット

・「リスクを分散させられる」が最多の比率で「少額から利用できる」が続く。

■重点的にチェックしているポイント

・「購入手数料」が最多
・60,70代では「分配金の推移」が最多

■交付運用報告書うについて、重点的にチェックしているポイント

・「分配金」が最多で年齢が高いほど重要視する傾向

■運用を行いたいのはインデックスファンドとアクティブファンドのどちらか

・「絶対にインデックスファンド」は16.9%
・経験年数が10年以上が「絶対にインデックスファンド」の割合が9.3%と最も少ない

まとめ

投資信託利用者調査についてご紹介をしました。

ここから見えてきた人物像は、こんな感じです。

・投資をしていない世帯と比較すると資産額は多い傾向
・億り人は1.6%
・20~40代では5年以内に投資を始めている方が多い
・60,70代は分配型のゴミ投資信託を買っている方が多い傾向
・インデックスファンドだけで運用している方は思ったより少ない傾向
 
2021年二人世帯の平均資産額は1880万円です。単純な比較はできませんが、投資信託利用者のデータは、2021年より株価が低く、単身世帯を含み、世帯の資産額かは不明なので資産額は多そうと判断しました。

総務省統計局より

総務省統計局より

億り人の1.6%に関しては投資をしている投資信託を保有している方への調査なので、もう少し多くてもよい気がします。

なぜなら、投資をしていない方を含めた日本全体でも資産1憶円以上の富裕層は2.7%だからです。サンプル数も少ない?

この要因として、複利が効いてくる60,70代を中心とした方が分配型のゴミ投資信託でお金を引き抜かれ、思ったより資産が増えていないという影響も少なからずありそうです。

いくつになっても商品内容を自分で考え判断する力は必要です。

高齢になり仕事がない状態で分配金が欲しいという気持ちは十分に理解できますが、タコ足の投資信託で資産が増えるはずもありません。配当金とは全く違います。

また、「絶対にインデックスファンド」と回答した方が年代が上がるごとに少なくなっていることも影響しているかもしれませんね。

 

良いことを書きたいのですが、このようなデータを見るとどうしても投資業界のヤミが見えてきてしまいます。(^_^;

良い事としては、今回のデータからもここ数年で着実に投資をする方が増えているのが分かったということです。

投資は一生続けていきたいですが、ボケないよう頭をフル活用させ騙されず、変化に対応できる老人になりたいですね。

 

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