米国の大富豪は家を買わずに賃貸を選択したのは「今までの最高の経済的決断の1つ」だったと語っています。
家を買わずに賃貸を選択したのは最高の決断
ニューヨーク・タイムズのベストセラー「ファイナンシャル・フェミニスト」の著者の億万長者。
彼女は25歳までに10万ドルを貯め、数百万ドル規模のビジネス『Her First 100K』を立ち上げ、住むシアトルに家を買うだけの十分なお金を手に入れた。
賃貸は、持ち家と比較し「お金をドブに捨てるようなもの」だと言う両親の影響を受けて、家を買うのが正しいと思い込んでいた。
もし、家を購入していたら街から1時間離れたところに住み、今と同じような友達を作ることもなかった。
彼女は賃貸暮らしをしている億万長者です。独身で子供もいなく、よく旅行をする。賃貸は柔軟性があるので、すばらしい。
ほとんどの人は家について誤った選択をしている。
住宅価格の中央値が2020年以降30%近く上昇しているので、なおさらです。
長期的に見れば、賃貸よりも持ち家の方が月々のコストは安くなると考える人もいるかもしれないが、
ほとんどの不動産市場では、それは真実ではなくなっている。
エコノミスト誌の最近の分析によると、アメリカ人の89%にとって、2ベッドルームの住宅は賃貸の方が同等の物件を購入するよりも安い。
3年前は、アメリカ人の16%にしか当てはまらなかった。
さらに、民間住宅ローン保険、固定資産税、住宅ローン金利、修繕費など、賃貸暮らしでは支払う必要のない持ち家取得のための出費もある。頭金を用意するのは言うまでもない。
家を購入する前に、これらの余分な費用を含めて「計算が理にかなっている」ことを確認する必要がある。
何よりも、住宅の購入は「経済的な面だけでなく、感情的な面でも」意味のある決断である必要があり、そうでなければ賢い選択とは言えない。
まとめ
米国の億万長者の女性が「家はほとんどの人にとって、賃貸が唯一の選択肢」と語っている内容についてご紹介をしました。
私とほぼ同じ考えです。
米国と日本で不動産市況は異なるかもしれませんが、日本もついにインフレになっているので、今後はより米国に近づいていくでしょう。
もし、自宅を購入するのであれば、市場価格をよく確認することです。
市場価格より大幅に安い、数少ない物件を買うことができるのであれば購入も選択に入るかもしれません。
しかし、そのような物件を一般の方が購入できる可能性は限りなく低いです。
新築の場合、購入した翌日に大幅に価格が下がるのも、ごく当たり前のことです。
よく聞く不動産屋の口説き文句、「家賃を払うより安く、自分の資産になる」をそのまま信じてはいけません。
持ち家にかかる全てのコストについても十分に確認をすることをおすすめします。
資産形成期に家を買う一番の問題は、自由を奪われることです。
一度、多額のローンを背負ってしまうと、リスクを取った行動をすることができなくなります。その結果、資産を増やすのが遅くなり、さらに自由からは遠ざかるという負のループに入ってしまいます。
億万長者の言葉に耳を傾け、行動をしていきます。
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