バンガードでは投資家に対して
「リセッションを過度に意識してはいけない」
と呼び掛けています。
リセッションが終わる前に株価は上昇し始める
以下のグラフはS&P500の
1973年から2021年までの年率リターンです。
灰色がリセッションの期間でこの期間内に7回あり、
2ヶ月から18ヶ月まで、さまざまでした。
過去のデータに共通しているのは、
過去、7回のリセッションでは
経済が縮小しているにもかかわらず、
株価は回復し始めていたことです。
景気後退期には、
経済と企業収益の伸びが
回復することを期待して、
株価が反発し始める傾向があります。
2020年のコロナショックは
リセッションの2ヶ月後、
2007~2009年のリーマンショックでは、
リセッションの16ヶ月後に株価の上昇が始まっています。
データ上は既にリセッション入りしている
米国経済は1月から6月までの
二四半期連続で縮小しています。
データ上は既にリセッション入りしているということです。
Q2:-0.9%
米国経済は2四半期連続で縮小した。
「米国はまだ景気後退に陥っていない。」とお偉いさんは発言しているが、いよいよ数字になって表れてきた。Q2 -0.9% (年率)
Q1 -1.6% (年率)米国国内総生産の四半期推移(出典:CNBC) pic.twitter.com/T9s74PhSCY
— バフェとも@米国株 (@btomofreedom) July 29, 2022
まとめ
バンガードの助言、
「リセッションを過度に意識してはいけない」
についてご紹介をしました。
過去のデータでは
以下の傾向があることが分かりました。
リセッションで経済が縮小していても、株価は回復し始める。
バンガードはこの傾向をふまえ
以下のように締めくくっています。
おちいっているかどうかにかかわらず、
投資家は最新の経済ニュースに
過度に反応することを避け、
十分に検討された長期的な投資計画に
固執する必要があります。
市場のタイミングをはかる努力をした投資家が
報われるという証拠はありません。むしろ逆です。
「淡々とドルコスト平均法でインデックス投資を続けなさい」
ということです。
おっしゃるとおり、
タイミングをはかろうとしても
はかることはできません。
現在既にリセッション入り
していると仮定しても
株価はコロナショックのように
数ヶ月で上昇することもあれば
リーマンショックのように
数年に及ぶこともあります。
「底はここだ!」なんてことが
わかるわけがありません。
2番底、3番底があるかもしれないし、
ないかもしれません。
経験上、投資したいと思っていると
スルスル株価が上昇していくのが米国市場です。
今回の傾向があることは理解しつつ、
長期的に淡々と買っていきましょうね。
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