SBI証券から日本株の日経225・TOPIX 2つの新規ファンドが登場

SBIグローバルアセットマネジメントは、日本株の日経225、TOPIXのインデックスファンドを7月12日に新規設定することを発表すると同時に同社が販売するインデックスファンドの総経費率を業界最低水準にすることを明言しています。

日本株(日経225・TOPIX)の2つのファンドを新規設定

SBIグローバルアセットマネジメントが新規設定するファンドの情報はこちら。

当社子会社の SBI アセットマネジメント株式会社は、投資先ファンドの信託報酬を含めた実質的な負担で業界最低水準を目指した公募投資信託として、

同社が設定・運用する日本株式インデックス型の以下の 2 ファンドについて、2023年7月3日より募集を開始し、

2023年7月12日に設定・運用を開始いたしますのでお知らせいたします。

ファンド名:
1.SBI・iシェアーズ・日経225 インデックス・ファンド
2.SBI・iシェアーズ・TOPIX インデックス・ファンド

インデックス:
1.日経225 iシェアーズ・コア 日経225 ETF(1329)
2.TOPIX iシェアーズ・コア TOPIX ETF(1475)

販売会社:
SBI証券株式会社

買付手数料:
なし

信託報酬:
1.0.1133%(税込)/年
2.0.1133%(税込)/年

信託財産留保額:
なし

設定日:
2023年7月12日

決算日:
7月10日

インデックスファンドの総経費率を業界最低水準に

SBIグローバルアセットマネジメントが発表をした商品の提供方針の情報はこちら。

(1) 同種同等ファンドの総経費率において業界最低水準を目指したインデックス
ファンドの設定による商品ラインアップの拡充

(2) ファンドのパフォーマンスおよび投資家の投資判断に影響を与える各種経費
を含む総経費率の早期開示

投資信託協会が定める 2024 年 4 月 21 日からの規則改正に先駆け、2023 年
8 月 11 日使用開始の目論見書より総経費率の記載を開始

(3) 長期的な相対パフォーマンス、運用期間、ファンド残高等の基準を含む内部規
定に則り、投資家の利益を総合的に勘案した繰上償還の検討および推進

アクティブ型の公募投資信託 57 ファンドについて 3 年以内の半減を想定
*本数ベース,満期償還を含む

まとめ

SBIグローバルアセットマネジメントが新規設定をした日本株の2つのファンドとインデックスファンド総経費率を業界最低水準にすることを明言したことをご紹介しました。

投資信託、日本株インデックスの他社との信託報酬(税込)の比較はこうなりました。

■日経平均
投資信託
SBI・iシェアーズ・日経225 インデックス・ファンド 0.1133%
ニッセイ日経平均インデックスファンド 0.143%
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 0.143%
たわらノーロード 日経225 0.143%
PayPay投信 日経225インデックス 0.143%

ETF
1329  iシェアーズ・コア 日経225 ETF 0.045%
1321 NEXT FUNDS 日経225 連動型上場投信 0.118%
1320 iFree ETF 日経225 0.12%

■TOPIX
投資信託
SBI・iシェアーズ・TOPIX インデックス・ファンド 0.1133%
ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.143%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.143%
iFree TOPIX インデックス 0.154%

ETF
1475  iシェアーズ・コア TOPIX ETF 0.045%
1305 iFree ETF TOPIX 0.06%

今回新規設定をした2つの商品ともに投資信託では最安となりました。

ETFとのコストの差がこれだけあれば、ETFを買えばいいと思う一方で、ほったらかしで積み立てができる投資信託に需要があることも分かります。

他社の追従に期待します。

 

今回、SBIグローバルアセットマネジメントが「インデックスファンドの総経費率を業界最低水準にする」と発表したことについてですが、

煮え切らない言葉を選択しているように感じました。

同種同等ファンドの総経費率において業界最低水準を目指したインデックス
ファンドの設定による商品ラインアップの拡充

なぜなら、個人投資家はここまで大々的に発表をしたのであれば「他社がコストを下げた際に追従する」ものと理解しますが、

この言葉だけでは、「新規設定時だけでした」とファンド側が後で言うことも可能です。

個人投資家にとっては長期的に購入してもよいファンドなのか判断をする重要な内容ですのでこのような誤解?がないように、より具体的に明示してもらいたいですね。

 

「PayPay投資信託インデックスファンドシリーズ」に全世界株式と先進国株式が新規設定
「PayPay投資信託インデックスファンドシリーズ」に全世界株式と先進国株式のファインドが6月28日に新規設定されPayPay証券で販売されます。
「ニッセイ インデックスファンド」eMAXIS Slim と たわらノーロード に対抗し信託報酬率を引き下げ
ニッセイアセットマネジメント株式会社は、「インデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズ」の信託報酬率の引き下げを発表しました。
SBI証券に「SBI・Vシリーズ/SBI・iシェアーズ・シリーズ」の新11ファンドが登場
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、「SBI・V シリーズと SBI・i シェアーズ・シリーズ」にインデックス型の11ファンドを新規設定することを発表しました。
「たわらノーロード」信託報酬率を業界最低水準に引き下げ
アセットマネジメントOne株式会社は、「たわらノーロード」の信託報酬率を業界最低水準に引き下げることを発表しました。
SBI証券とマネックス証券に「たわらノーロード S&P500」が登場
SBI証券とマネックス証券にS&P500に連動する手数料が業界最安の「たわらノーロード S&P500」が3月30日の予定で設定されます。
PayPay証券に最安の全米国株式の投信「PayPay投資信託インデックス アメリカ株式」が登場
PayPay証券に米国全ての株式に投資をする手数料が業界最安のPayPay VTI(PayPay投資信託インデックス アメリカ株式)が3月22日の予定で設定されます。

 

コメント