年収400万円の共働き世帯が資産1億円を作るにはどのような方法があるのでしょうか。
年収400万円の共働き世帯が資産1億円を作る方法
東洋経済オンラインさんの記事はこちら。
モデルケースの方が資産運用をありなしの2パターンで生活した時の35年後のシュミレーションです。
東京都在住、30歳の共働き夫婦
世帯年収 800万円(400万円×2人)
住居費:13万円/月
投資金額:6.6万円/月(3.3万円×2人)
家族A:資産運用あり
「NISA:月1万円×2」と「iDeCo:月2.3万円×2」での株式投資(年利5%)
+
持ち家:4000万円を固定金利1.8%の35年ローンで返済
家族B:資産運用なし
銀行預金 (年利0.01%)+ 賃貸
家族A:1億600万円
金融資産7600万円
3600万円:運用利回り分
1200万円:税制優遇の分
持ち家3000万円
4000万円のうち土地の3000万円が残る
※地方ほど土地と建物の価値の割合が逆転するので、住宅ローンの返済でストックをためるのはむずかしくなるので注意が必要
家族B:2800万円
※7800万円の差
1.NISAやiDeCoなどの税優遇制度を利用する
2.投資信託などで、優良な資産へ長期で幅広く投資を続ける
3.将来的に資産価値が見込める持ち家で、ストックをコツコツと増やしていく
まとめ
「年収400万円の共働き世帯が資産1億円を作る方法」についてご紹介をしました。
1.NISAやiDeCoなどの税優遇制度を利用して長期投資をする
2.将来的に資産価値が見込める持ち家で、ストックを増やす
1の優遇制度利用については、もちろん納得の内容です。シュミレーションでは、記事の7,600万円より少ない約7,500万円となりました。
iDeCoの税金控除、受取時の課税額などかなり複雑なのでここでは計算をすることはできませんが、つみたてNISAで3.3万円ずつ35年間、積み立てた場合はこのぐらいになります。
2の持ち家については、突っ込みどころが多いです。前提がそもそも「将来的に資産価値が見込める持ち家」となっています。
つまり、家(土地)の価格は35年後に上昇している「資産」と仮定しています。
東京で資産価値が確実に伸びていくような家が4,000万円で買えるでしょうか?
35年後に3,000万円と価値が25%しか落ちない4,000万円の住宅が1000戸に1戸あったとしても、一般的な方が購入できることはほぼないでしょう。
また、賃貸と自宅の費用については、以下のような結論となっていますが、本当にそうでしょうか?
(賃貸と自宅購入は)長期には「家計から出ていくお金はあまり変わらない」
このシュミレーションでは自宅購入時でも初期費用、固定資産税などの税金、修繕費用などを全て含めて月13万円で収まるとしています。
オウチーノのデータでは平均的な維持費は月4万円ほどかかるようです。
メンテナンス費用(30年) 約600万円 月約1.7万円
※合計 月4万円
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