金融業界で13億ドル(約1880万円)を運用していた元ファンドマネージャーが証券会社やヘッジファンドで学んだ賢明な投資方法についてアドバイスをしています。
インデックス投資を素人向けだと思っているのは大きな間違い
金融業界で7年間、働いていた元ファンドマネージャー、チェルシー・ブレナン氏の投資に関する5つのアドバイスです。
誰もがこぞって投資をするときや、我先に市場から逃げ出すときこそ、長期的なリターンが決まる時。
強気相場ではどんな愚か者でも儲けられるが、相場がぱっとしないときには賢明な投資家が収益を維持できる。
今の資産状況や次のステップを把握し、最終的なゴールを詳細に決めることで、より慎重に機会を見極められる。
出発点として自分の純資産を把握する。それからリタイア後のゴールに向けて、予算を見直し退職後の支出を見積もる。
最後に、現在の資産、支出状況、理想の退職年齢を決めて、目標とする退職貯蓄率を計算する。
インデックスファンド投資は素人向けに過ぎないと思っているなら大間違いだ。私も含め多くの同僚は個別の株式や債券の銘柄選別に日々を費やしているが、自分の資産の大部分はインデックスファンドで保有している。
それは、インデックスファンドが最もシンプルで、手数料が安く、長期的に高いリターンを上げる可能性があるからだ。
インデックスファンドは瞬時に分散効果が得られ、市場に連動するため市場と同じリターンが保証される。
上場投資信託(ETF)もインデックスファンドと同じようなメリットが得られ、投資額が少ない場合はコストもさらに低下するが、投資信託ほど正確に市場のリターンと連動しない。
手数料が低く人的ミスを除外できるほど、成功する可能性は高まる。毎日ポートフォリオをチェックせずに、最も安く早く分散する方法は、低コストのインデックスファンドを2つか3つ保有すること。
どの景気サイクルでも市場に資金を据え置いておくなど、一貫した貯蓄と投資は重要。一貫性は、「いくら」「いつ」投資するかだけでなく、戦略にもついても当てはまる。
どのような投資手法であっても、優れた運用会社は戦略を忠実に守る。
頻繁に投資戦略を変えると手数料がかさむだけでなく、市場のタイミングを計ろうとして損失を被る可能性が高まる。
必ず十分な期間は投資を継続する。平均的な景気サイクルは7年。市場を上回るパフォーマンスを上げる投資家は多いが、何十年もそれを続けられる投資家はほとんどいない。
簡単に実践できて長期的に持続可能な投資戦略を見つけよう。
インデックスファンド投資は難しくない。だが、インデックスファンド投資をしたいと思うことと、それを正しく行うために感情をコントロールすることは別。
人間は痛みを回避し、快楽を追求するようにできている。だが、毎日数十億ドルを投資しているプロでさえも、自分のお金となると感情に左右されてしまう。
認定ファイナンシャルプランナー(CFP)を雇うのはコストがかかるが、CFPを雇うことによって、もっと自信を持ってストレスを感じずに、投資の回数を増やすことができるならば、それはコストに見合う支出。
投資家は次の相場急落時に自分はどう感じるか考え、パニックによる決断を防ぐよう体制を強化する必要がある。この備えは投資以外にも必要。
自分で資産管理している投資家は特に、生活防衛資金が極めて重要になる。配偶者がお金に関与していない場合はなおさら。
遺言書を作成し、生命保険と身体障害保険に加入し、必要な場合には配偶者や子ども、家族が介入できるよう書類を一式整えておく。
それには、各種口座、戦略、保険金の使い道に関する詳細、関連資産情報を記載しておく。
こうした作業は楽しいものではないが、愛する人たちの人生をずっと楽にしてくれるだろう。
まとめ
金融業界で7年間、働き3億ドル(約1880万円)を運用していた元ファンドマネージャーが語る5つの投資アドバイスについてご紹介をしました。
2.最も簡単に勝てるのはインデックスファンド投資
3.長期投資を継続する
4.すべてを理解していると思い込まない
5.あらゆることに備える
■貯蓄率
年齢:27歳
FIRE年齢:50歳
年生活費:25万円(月)× 12カ月 = 300万円
必要資産額:300万円 × 25 = 7,500万円
7,500万円 ÷ 23年 = 327万円/年
327万円 ÷ 12カ月 = 28万円/月
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