老後資金、年金の仕組みを理解し不足分はNISAで補う

2024年の公的年金は実質的に目減りします。年金の仕組みを理解した上で、足りないお金はNISAで投資をして補いましょう。

年金で足りないお金はNISAで補う

日経新聞さんの記事はこちら

年金「目減り」、就労で補う 繰り下げ併用で月35万円も - 日本経済新聞
厚生労働省は1月、2024年度の公的年金を23年度に比べ2.7%引き上げると発表した。伸びは1992年度以来32年ぶりの大きさだ。ただ年金財政を健全化する「マクロ経済スライド」により、前年の物価上昇率(3.2%)に比べじわりと実質目減りする...

まとめると。

■2024年度の年金

厚生労働省は1月に2024年度の公的年金を23年度に比べ2.7%引き上げると発表。

しかし、年金財政を健全化する「マクロ経済スライド」により、前年の物価上昇率(3.2%)に比べ実質目減りする

■年金の仕組み

賃金・物価の変化を反映する本来の改定率を計算し、プラスの年だけ、少子高齢化への対応のため給付を抑える「マクロ経済スライド」を適用する。

1段階:年齢別の年金が決まる基準

67歳以下
現役世代の暮らしの変化と差が開かないよう賃金変動率を使う。

68歳以上
モノを買う力の維持のため原則は前年の物価変動率で改定する。しかし、賃金変動率が物価変動率より低い場合は賃金変動率を使う

2段階:マクロ経済スライド

調整率は被保険者の減少率と平均余命の伸びで計算する。(現役世代の減少や長寿化の分、給付を抑制)

・2024年の調整率はマイナス0.4%で改定率はプラス2.7%

・平均的な収入の会社員の夫と専業主婦のモデル年金の月額は23万483円と前年度比6001円の増加

■年金で覚えておきたい3つの知識

1.年金は物価上昇にある程度ついていく安心感のある仕組み

2.賃金・物価の上昇傾向が続いているため、マクロ経済スライドが適用しやすい状態になっている

※現役世代に比べた年金生活者の収入は相対的により小さくなり続ける

3.自分年金を増やす努力をする

(1)働いて厚生年金を増額する
厚生年金は加入期間中の総収入で決まる。

(2)年金の受給開始を繰り下げる
原則65歳受給開始だが1カ月繰り下げるごとに0.7%増える。

(3)NISAで増やす
年金を受け取らない待機期間を補う「つなぎ資金」を確保する。

まとめ

年金の現状、仕組み、覚えておきたい知識についてご紹介をしました。

1.年金は物価上昇にある程度ついていく安心感のある仕組み

2.年金生活者の収入は相対的により小さくなり続ける

3.年金に頼らず自分で増やす

(1)働いて厚生年金を増額
(2)年金、受給開始の繰り下げ
(3)NISAで増やす

 
今回、ご紹介をした年金の知識については概要については理解していても、詳細については知らないこともありました。
誰しも自分毎にならないと勉強しません。ただし、早めに正しく理解をしておくと「年金は払わなくていい」という誤った行動をとることがなくなります。
年金の支払いを免除している方を否定しているわけではなく、多数の人にとってはそれが最適解だということです。
もちろん、私は年金を払っています。
今回は年金について書いたのですが、そもそも「年金には頼らない」ことをお勧めします。
高齢になってから「何歳までライスワークをしなければいけないのだろう」、「何歳まで年金を繰り下げればいいのだろう」とか考えること自体が面倒ですし、精神的な負担も大きいです。
まずは、「年金はないもの」としてNISAを使ってお金を増やすことが将来に自分が楽をするためには必要です。
NISAで投資商品の選択を間違えなければ、長期的に資産が減る確率はかなり低いです。
もし、NISAで思ったように資産が増えなかったとしても後悔することはないでしょう。
先に資産を増やして「時間」と「選択できる自由」を手に入れた方がより幸福度は高くなりますね。
 
https://get-freelife.com/nisa-3-walls
https://get-freelife.com/national-pension-obligation
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