投資家のジム・ロジャーズ氏は日本は何も改革をしなければ円相場360円まで下がる可能性があると発言しています。
今の状態が続くと円相場360円まで下がる
日経新聞です。
有名投資家のジム・ロジャーズ氏は世界、日本経済の今後について以下のように話しています。
世界経済について
世界が悲観であふれた後はいつも、楽観へと傾くことになる。そして大きなラリー(上昇)が起こる。ウクライナ問題が解決すれば、原油価格や小麦価格は下落する。
さらに中央銀行は『もう大丈夫、心配しなくてよい』といって市場にマネーを供給するようになる。市場は万歳、となるわけだ。
だがこのラリーは最後のラリーとなるだろう。各国・地域の政府はあまりにも多くの債務を抱えすぎた。
次にラリーが訪れたらその後は大きなバブルの崩壊を招き、そして大きなベア(弱気)相場がやってくるはずだ。
弱気相場で投資すべき資産
ベア相場では、たとえそれがブル(強気)相場の最終局面であっても、相場が上昇するものを持とうと考える。
中銀がマネーを供給している状況下ではコモディティー(商品)やコメ、小麦、銅、原油に投資すべきだ。これが自分の身を守る方法だ。
日本経済について
もし自分が日本の政治家だったら、支出をただちにやめて減税する。紙幣を印刷するのをやめる。貿易を自由化する。子育てを支援し、移民をもっと受け入れる。
開国は重要だ。経済を拡大できるだけでなく、新しい考え方を取り込むことができるようになる。
日本の債務は膨張している。中銀はマネーを供給している。人口減も続いている。360円まで下がることはあり得るだろう。
ただちに起こるわけではないが、このままの状況が続けばあり得る。
(日本が破綻するかは)
私が生きているうちにあるかどうかは分からない。ただ20世紀をみても、1920年代に栄華を誇った英国は50年後には国際通貨基金(IMF)の支援を要請するに至った。ミャンマーは60~70年代にアジアの富裕国の1つだった(が、今は混乱に陥っている)。もし何も変化がなければ日本もこうしたことになりかねない。
まとめ
ジム・ロジャーズ氏が語った世界と日本経済の行方についてご紹介をしました。
今回はごく当たり前?のことを話しているように思えました。
・日本は政治改革をして行動をしないと破綻するかもしれない。
彼は実績を残した有名な投資家ではありますが、発言している内容が外れていることも多いです。
ですので発言している内容、全てを真に受けるのではなく「そういうこともあるかもしれない。」ぐらいのスタンスがよいと思います。
しかし、今回語っている日本についての発言と解決策は、まさにおっしゃるとおりです。
・減税をする
・紙幣を印刷するのをやめる(金融緩和をやめる)
・貿易を自由化する
・子育て支援を重点的にする
・多くの移民を受け入れる
この当たり前のことを当たり前にできない国が日本です。
国の赤字を増やし続け、増税し、鎖国し、子育て支援はせず、移民は受け入れない。
そんなことを続けていくと「破綻」が起きてもおかしくはありません。
『海外の国は国力を保つために多くの移民を受け入れているが、日本の移民受け入れ数は先進国、最低のレベル。』
移民受け入れ反対って意味が分からない。鎖国が大好きなお国です。
人口を増やす努力をしないと泥船のまま沈み、反対している自分が困ることになるんだけど。 pic.twitter.com/QICuxYjsu3
— バフェとも@米国株 (@btomofreedom) July 27, 2022
今回は投資から日本経済の話に傾いてしまいましたが、
この泥船とともに沈むことがないよう、私達は経済的自由をつかみ取り、自分の足で歩けるようにしておきましょうね。
資産を増やす行動を続けていきましょう!
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