投資タイミングをはかるより、市場に長くいることの方が重要

株式市場が暴落したタイミングで株を買うことができれば、リターンが大きくなることは、誰もが分かります。しかし、今の株価が高い安いを判断して安くなるまで待って投資をすることは本当にリターンが高い方法なのでしょうか。

株式投資にベストな時期を待つのはよい選択ではない

■市場に入るタイミングよりも、市場にいる時間のほうが重要

株式市場に投資するのに「ベスト」菜時季を待つのは得策ではない。

株式市場は直線的に動くものではなく、次に何が起こるかは、誰にもわからない。コロナ禍のように、人々が感情的になっている時期の経済危機は特に予測が困難。

■最善の投資方法

生活防衛資金があり負債がないまたは少額しかない場合

・10年、15年先のために貯蓄を増やす必要があるのなら、待つのは時間の無駄

・現金を持っていても長期的な成長は期待できない

・市場成長に乗る最善の方法は市場にいること

・株式は長期的には他の資産クラスより優れたリターンが期待できる

・一括で多額を投資する方が、同額をドルコスト平均法で投資するよりリターンが大きいことが調査で証明されている

・一括投資が怖いならドルコスト平均法で市場に参加してもよい

・現金を持ち続けてタイミングを待つよりはドルコスト平均法の方がマシ

BUSINESS INSIDER さんの記事はこちら

まとめ

「投資タイミングをはかって待つより、市場に長くいることの方が重要である」ことについてご説明をしました。

投資を新たに始める方や投資資金があり暴落をまち続けているような方が当てはまるでしょう。

生活防衛資金があり負債がない方は、株式に一括投資するのがベストな方法だがドルコスト平均法で投資してもよい。

 

結論としては、投資は「市場に居続ける」が一番大切だということです。

 

投資方法については、一括投資が正解というわけでもなく、投資方法は、それぞれの人のリスク許容度などによっても変わってきます。

投資を始めたばかりの方は一括投資は怖くてできない方が多数派でしょう。

また、投資資金が1000万円ある方と100万円の方がそれぞれ、100万円を一括投資する場合、資金に余裕のある1000万円を持っている方のほうが心理的にもリスク的にも一括投資はよりし易いです。

ただし、投資リスクは一括投資よりドルコスト平均法が低くということではない。ことについては理解をしておく必要があります。

私の場合は、この内容を理解した上でドルコスト平均法と一括投資を併用しています。今までNISAなどで積立投資をする一方でコロナショックの時は一括投資を続けました。最近では、新NISA枠でも一括投資をしています。

現金を保有していることが、必ずしも悪いことだとは考えていません。バフェットさん率いるバークシャー・ハザウェイも多額の資金を抱えています。

現金も不景気の時は「キング」、好景気の時は「ゴミ」などと手のひら返しにされて大変ですね。^^

基本的な内容を理解していれば、後はそれぞれの人の投資方法だということです。正解、不正解はありません。

 

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