決して手を出してはいけない金融商品 仕組み債だけではない

銀行、証券会社の窓口では天使のような顔をして地獄のような商品を売ってきます。

株高の今だからこそ、決して買ってはいけない金融商品について改めて理解し足元を固めておきましょう。

決して手を出してはいけない金融商品

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大切な資産は金融機関任せにせず、自らリスクや仕組みを理解できる投資先のみを選ぶことが重要。
■仕組み債

今年6月、複雑でリスクの高い金融商品・仕組み債の販売をめぐり、千葉銀行とちばぎん証券などが金融庁から業務改善命令を受けた。

 仕組み債とは、複数の金融派生商品(デリバティブ)を組み込んだ商品で、その複雑さゆえに経験豊富な機関投資家向けとされるが、

同行は傘下の証券会社に顧客を紹介し、投資経験に乏しい人にも仕組み債を勧めていたことが問題視された。

仕組み債の商品説明資料に目立つ記述内容
「発行体:世界銀行」、「信用格付:AAA」といった安心させる情報が目立つように書かれ、リスクを示す「参照為替:トルコリラ・円為替ルート」などの重要な情報が目立たないように書かれている。

銀行員に紹介された証券会社から1億円分の仕組み債を購入し、運用開始から1年で7割の損失が出てしまったケースもある。リスクを十分に説明されなかったと主張する人が少なくない。

■ファンドラップ

専門家が複数の投資信託を組み合わせて運用・管理するサービスだが、運用コストが年2~3%と高く、金融庁も問題視。

組み込まれた投信の手数料とファンドラップの手数料が二重でかかる形となり、運用で多少の利益が出ても、コストが利益を上回って資産が目減りしてしまうケースがある。

■テーマ型

『5G』『AI』など特定のテーマに基づいた銘柄を組み込む投信など、流行りのテーマはすでに基準価額が上がっていて高値掴みになるリスクがある。

また、単にそのテーマの個別銘柄を購入したほうが良い場合もある。

金融庁はパッケージ販売などの商品は同種商品との比較情報を提供するよう金融機関に求めている。

まとめ

急に株高になり ウハウハ している方もいるかもしれませんが、足元をすくわれないように今一度、「投資をしてはいけない商品」について確認しておきましょう。
自分でリスクや仕組みを理解している商品のみに投資をする。
以下のような金融商品には投資をしない。
・仕組み債
・ファンドラップ
・テーマ型
 
早くこのような商品が消え去って欲しいですが、騙される人がいる限りは、なくならないでしょう。自分で知識を付け防衛するしかないのです。
商品説明などで今回ご紹介をした、ファンドラップ、テーマ型などの単語は出してこないと思いますのであくまでも商品の内容を十分に理解することが重要です。
前提として対面窓口で買ってはいけません。金融商品はネット証券で購入しましょう。窓口で勧められる商品は全て”ぼったくり商品”ぐらいに思っておいても大げさではありません。
仕組み債についてはこちらで詳しく説明しています。
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他の購入してはいけない商品についても理解しておきましょう。
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