昨年に出版され話題になったクリスティー・シェンさんの
「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」
を今更ながら読みました。
著者はカナダで31歳ながら早期リタイアを実現しています。
この本に書かれた4%ルールというFIREする為の明確な条件が有名になり、FIREを目指す人達に勇気を与えてくれます。
最速でFIREする3つの方法
この本に記述されているFIREする為の大枠の方法は3つです。
2.支出を削減する
3.インデックス投資をする
非常に王道な内容です。著者は若くから高い給与をインデックス投資で増やすことでFIREを実現しています。
収入の高い仕事に就く
心からすきなことをすれば、お金は後からついてくると期待するのは危険です。まずお金を追いかけましょう。すきなことはその後でもできるのです。
大学の時に高い給与の仕事を研究し、SEを仕事を選んでいます。世帯の?初年度の税抜き収入は125000ドル(1400万円以上)ということです。
これは就職後すぐの年収のようです。スキルが高いのだと思いますが若年にしてすさまじい高年収ですね。日本だと税引き前で3000万円ぐらいということでしょうか。
これはあくまでも1年目の収入のようなので、この後9年間さらに年収を増やしていったのだと思われます。
ここからして、かなりハードルが高いですね。
支出を削減する
大きなところでは2点です。2番目は言うまでもないですが、、
・消費者ローンは組まない
家については、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で記述している言葉を引用しています。
貧しい人はモノを買う。中産階級の人は家を買う。お金持ちは投資資産を買う。
ロバート・キヨサキ氏が自分で住む家は資産ではなく負債だと言っているのは有名な話です。
自宅はお金を奪っていくことはあっても、収入を増やしてくれることはありません。
著書の以下のグラフは非常に興味深いです。リタイアできるタイミングは年収ではなく貯蓄率で決まる。としています。
私達のような凡人がFIREを目指すには貯蓄率を上げることが必須だということが分かります。
著者のような高年収の方であれば貯蓄率70%以上でも問題ないと思いますが、手取り18万円の方であれば5万4千円で生活しなくてはいけません。シェアハウスに住み究極に切り詰めても難しそうです、、
インデックス投資をする
個別株のようにゼロになることはなく、手数料が安いインデックス投資を行う。インデックス投資はアクティブ投資の85%より高い成績が得られる。
インデックス投資についてはこの内容通りですね。
まとめ
細かいところで突っ込みどころはありましたが、FIRE論としては大枠では非常に王道な内容です。私も実践していることが多いです。
1.収入の高い仕事に就く
2.支出を削減する
3.インデックス投資をする
日本のFIRE本を出版されている方にも共通していますが、サラリーマンの収入だけで20,30代でFIREするには高スペックで高年収が必須と言ってよいでしょう。
先日、紹介をした厚切りジェイソンさんも高収入エリートですので同様ですね。
投資への入金力でFIREまでの期間が決まるということです。
結婚されている方の場合はパートナーに協力をしてもらい入金力を増やしましょう。
投資への入金力とともに求められるのが超人的な貯蓄力です。
20代で多く金額を投資に回せばお金が増える確率は高いですが、一般的な収入でここまでの貯蓄をするのは個人的には賛成できません。
若い頃に散財していた私が言うのも説得力がないですが、20代であれば自己投資や経験など他にお金を使うべきところがあると思うからです。
アスリートのような、これらの条件を見てFIREするのは非常に厳しいことのように思えますが収入が少ない方や40,50代の方でも諦めることはありません。
この本に書かれている大枠な内容は再現性が高い内容ですので著者のように超早期にリタイアすることはできないかもしれませんが、
この方法をコツコツと継続していくことで必ずFIREすることができます。
なぜなら、30代半ばまで散財し同年代の平均より少ない年収の私が40代でミリオネアになることができたからです。
コツコツと入金力を増やし投資を続けていきましょうね。
コメント