老後資金には本当に2000万が必要?

金融庁が発表した報告書の中で「老後には2000万が必要!(省略)」と記述されていたことについて世の中が騒がしくなっている件について今さら感がありますが、、散々論議されたところで改めて計算して確認するとともに私の感想を書いてみます。

 

老後資金は大まかに想像することは可能

 

老後の2000万は必要な人には必要だし、不要な人には不要です。
 
以上です。としたいところですが、
 
 
人それぞれ支出は全く異なり、何歳まで生きるのかは誰も分かりません。それを一律、幾ら必要と定義することは不可能です。
 
ただし、小学校で習う算数の知識があれば自分で計算をすればかなりザックリとでも把握できるはずです。
 
 
子供がいる方は夫婦二人にのみかかる生活費を割り出せばよいと思います。私は年金はもらえるとも思っていませんので、以下のシュミレーションには考慮しません。
 
 
現生活費:20万/月 = 240万/年
老後生活費:150万/年 ※ざっくり6,7割に減るとする
老後期間:65歳~90歳  = 25
 
老後生活費:
150万 × 25年 = 3750万
 
私は比較的、倹約家なのでこれ程の費用は掛からないと思いますが、このシュミレーションでは軽く2000万は超えてしまいました。
 
もちろん、老後になれば誰の手も借りずに生きることは難しく、より多くの資金が必要となるかもしれません。
 
そして、これはあくまでも自分たちだけにかかる最低限の費用です。
 
経産省の資料では老後期間が65歳~95歳で2895万が不足になると記述されていたようです。
 
騒ぐ前に簡単な算数をしてみれば、国が発表したことは決して大げさなことを言っているのではないということがすぐにでも分かります。

自分で考えて行動をしないと何も変わらない

国がこの報告書を発表しネット証券会社の口座開設が今までの1.5~2倍程度に増えたということです。
 
初めは何を今さら、、、と思っていましたが動いているのは若者です。
 
私が20代の頃は老後なんてことは全く考えもしないで遊んでいたので、ここでも若者は時代に順応しているということですね。
 
さすがと思うのと同時に20代で老後のお金のことを考えるというのもどうなのか?とも思いました。
 
今回の件は国が意図的にこのような情報を流し少しでも資産運用をする方向に仕向け、まんまとその流れになったのだと思っています。
 
そういうことは十分に把握した上でいいキッカケになったのであれば逆に自分に有利となるNISAやiDecoなどの制度を利用してしまえばよいと思います。
 
マスコミやネットに踊らされるのではなく自分の頭で考え自分なりの結論を出し行動をすることが必要です。
 
若い方々は特に目的を老後資金という小さいことではなく、もっと広い視野をもって資産形成をしてみてはいかがでしょうか。

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