「金利がある世界」になると私たちにどのような影響があるのでしょうか。
ライフプランに投資を組み込み購買力を保つ
日経新聞さんの記事はこちら。
[社説]「金利ある世界」に家計は入念な備えを - 日本経済新聞
「金利ある世界」が家計にも訪れる。金利収入が増える一方、住宅ローンなど負債の利払いは重くなる。正常化の過程であり、全体では恩恵が上回るが、実際の影響は世代ごと、資産状況ごとに異なる。プラスマイナス両面を認識し怠りなく備えたい。日銀によるマイ...
記事を抜粋すると。
・長期金利の指標となる10年物国債利回りは22日、11年ぶりに1%台に乗せた
・主要行の普通預金金利は0.001%から0.02%になった
・預貯金の6割強を保有する60代以上のシニア層には金利が追い風に働く半面、蓄えが少なく負債が多い世帯ではマイナスの影響が大きい
・金融所得増のプラスと住宅ローンの利払い負担増のマイナスは、全世帯平均では最大年7.7万円の差し引きプラスだが30代では年55.5万円の負担増となる
・クレジットカードや消費者ローンの債務残高も増えた
・金利ある世界では物価上昇率を差し引いた実質ベースの物差しが重みを増す
・実質賃金は史上最長のマイナスが続く
・預貯金金利が上昇も物価上昇には及ばず、実質的に目減りする
・ライフプランに投資を組み込み購買力を保つ努力が欠かせない
まとめ
「金利がある世界」の影響と対応についての記事についてご紹介をしました。
一言で言ってしまうと「負債(借金)がある人にはより負担が増し、資産がある人には恩恵がある」というところでしょうか。
借金をせず、コツコツと資産を積み上げてきた方にとって、「金利のある世界」は何も怖くありません。
逆に住宅ローンなどの多額の負債を抱えている方にとっては少なからず負の影響があるということです。
金融リテラシーの差によって大きな差が出る局面にきているということですね。
対策としては少しでも早く借金をなくすこと。そして、資産を積み上げていくことしかありません。
「金利のある世界」でも今までと何も変わらず、”借金”をせずマイペースにコツコツと資産を積み上げていくだけです。
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