アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は世界経済が低迷し、リセッション(景気後退)の可能性に直面していることから、
消費者や企業に対し、大きな買い物を控えることを検討するよう警告しています。
リセッションが迫っている中で大きな買い物はするな
Amazonは景気減速、リセッションなどへの対応として1万人規模の従業員削減を発表しています。
アマゾンが過去最大規模のレイオフ計画、デバイスや小売りなど対象
米アマゾン・ドット・コムは従業員約1万人を削減する計画だ。成長減速やリセッション(景気後退)の可能性に備え、同社にとって過去最大の人員削減に踏み切る。
ジェフ・ベゾス氏はCNNのインタビューに対し低迷する経済についてこれまでで最も厳しい助言をした。
彼は消費者に対し新車やテレビ、家電製品などの高額商品の購入を控えるよう促し、
大きな買い物を遅らせることが、リセッションが長引いた場合に「乾いた粉」を残しておく最も確実な方法であると指摘し、
中小企業に対しては、この不安定な時期に大きな設備投資や買収をしない方がいいかもしれない。としています。
そして、経済状況が悪化する可能性が高いのであれば、現金を貯めるのが賢明だと語り、
「ほんの少しのリスク軽減が、違いを生むかもしれない」としています。
また、多くの人が今ピンチを感じているかもしれないが、アメリカンドリームは「将来さらに達成可能になる」と信じている。とも語っています。
他の著名人もアメリカ経済について同様の発言をしています。
イーロン・マスク氏
テスラの需要が「少し難しい」ことを認め、欧州と中国が「一種の不況」を経験していることに言及し、売上成長目標を達成できないだろう。としている。
テスラの需要が「少し難しい」ことを認め、欧州と中国が「一種の不況」を経験していることに言及し、売上成長目標を達成できないだろう。としている。
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO
10月に最短6~9カ月で米国にリセッションが訪れる可能性があると発言
10月に最短6~9カ月で米国にリセッションが訪れる可能性があると発言
アメリカは6~9ヶ月後にリセッションとなり株価は更に20%下落の可能性あり
JPモルガン・チェースCEO のジェイミー・ダイモン氏は米国と世界経済の両方が来年半ばまでにリセッションにおちいる可能性は高く、S&P500は更に20%下落する可能性があると警告しています。
まとめ
アマゾン創業者、ジェフ・ベゾス氏のリセッションに対する行動と警告についてご紹介をしました。
アメリカの賢明なビジネスリーダーは既に数ヶ月前からリセッションに対する備えをしています。
投資家は経済が減速すれば株価が上がると一喜一憂している方も多いですが、現実は長期的なリセッションへとハードランディングする可能性もあるという状況です。
リセッションの際に一番強いのは、「現金」を持っていることです。
私達も生き残れるよう、備え、準備をしつつ投資を継続していきましょう。
迫りくるリセッションは米国市場を混乱させる可能性がある ブラックロックが警告
10月の米国株価はアルファベット、アマゾン、メタなどの決算が大コケする中、アップルやインテルなどが踏ん張り、上昇基調を保っていますが、今後の見通しは明るくないとブラックロックやゴールドマン・サックスは警告しています。
米国は長く、厄介なリセッションに突入し株価は40%下落
米国をはじめとする世界は2022年末から「長く、厄介な」リセッション(景気後退)に突入し、2023年いっぱい続く恐れがあると米経営コンサルタント会社CEOは予想しています。
米国経済の「スーパーバブル」がはじけ株価が暴落するのはこれから リセッション入りへ
今後、米国の「スーパーバブル」がはじけるとの見解を示している有名投資家がいます。
米国は2023年の大規模なリセッションで株価は暴落 ジョンズ・ホプキンス大学の教授が警告
ジョンズ・ホプキンス大学の応用経済学教授であるスティーブ・ハンケ氏は、アメリカ経済は来年、リセッションにおちいるとしています。
景気後退がくると考えている70%のアメリカ人がしている経済的な対策
アメリカ人が景気後退に備えてしている経済的な対策とは何なのでしょうか。
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