アメリカで早期退職・FIREをした人の末路 資産が2660万円減った

アメリカで2016年に早期退職(FIRE)をした方はどのような人物で弱気相場の中でどのような考え方をしているのでしょうか。

2016年にFIREを実現

CNBCのインタビューを受けた、FIREをされた方の情報です。

在住:アメリカ
名前:スティーブ・アドコック
年齢:41歳
家族構成:妻一人、子供?
職業:ソフトウェア開発
退職時期:2016年に35歳で退職
その他:資産運用だけで生活し働いていない。4%ルールに従って支出できる金額を毎年決めている。

 

資産が2660万円減ったが働くことはありえない

FIREをして投資だけで生活していると、一番避けたいのは市場の低迷です。
しかし、2016年に35歳で退職したスティーブ・アドコック氏にとって、現在の弱気相場と不況は警戒すべきものではないようです。

昨年から純資産が140万ドルから120万ドル弱と20万ドル以上減ったにもかかわらず、アドコックはフルタイム勤務に戻る可能性も、副業を始める可能性も考えていない。

(働く可能性について)
「絶対、ありえない。そんなことは少しも思い浮かびませんでした。」

「それは最悪のシナリオです。」

と以前は14年間、情報技術に携わっていたアドコックは言っています。

同じく早期退職者である妻のコートニーとともに支出を抑え、2年分の費用を貯蓄口座に蓄えている。

もし、市場の低迷がそれ以上続くようなら、彼は仕事に戻るのではなく退職金からいくつかの投資資産を売るつもりです。

「お金を絶対に必要としない限り、仕事に戻ることはない。株を大量に売るでしょう。」

「50万ドル以上は減らないだろうが、それくらいは減るかもしれない。」

市場が下落をしている時に平常心を保つ

アドコック氏は弱気相場で意識、行動している内容について語っています。

市場が下落している間も平常心を保つためのアドコックの秘訣は単純です。

口座残高の確認に費やす時間は月に30分未満です。

金融ニュースを見るのに多くの時間を費やすのが好きではありません。市場の日々の浮き沈みに従うことは、感情的な意思決定のレシピであると彼は言いますが、それはまさに彼がやりたくないことです.

「核心的な金融ニュースに近づかないことは、私たちが自分自身をしっかりと保つための1つの方法です。」

「これは、純粋に金銭的な感情にとらわれない、より賢明な決定を下すのに役立ちます。」

現在の下落相場で自分の投資について変える唯一のことは、収入があればもっと株を買うということだと言っています。

「フルタイムの仕事をしていて、お金を稼いでいる多くの人にとって、今は絶対に買い時です。」

「ここ4、5年で、今ほど買い時があったとは思わない。株が売りに出されているので、それを利用した方がいいかもしれない。」

 

まとめ

アメリカで2016年にFIREをされた方の下落相場での状況と考えていることについてご紹介をしました。

アドコック氏の考えとしては「資産は減ったが全く気にしていない」というところですね。メンタルはかなり強そうです。

 

彼の資産額をもう一度、確認してみましょう。
「昨年から純資産が140万ドルから120万ドル弱と20万ドル以上減った」とあるので、

アドコック氏の資産額
2021年末 1憶8千6百2十万円
2022年  1憶5千9百6十万円

減少額 2千6百6十万円
減少率 14.3%

となります。
一般的に日本でFIREしている方と比べるとやっぱり資産額が多いです。w
彼はたぶん、株だけで資産を運用しているのでしょうね。S&P500の今年の7月ぐらいの下落率と一致します。
資産額が大きいこともありますが、彼のメンタルがあればFIRE生活は全く問題ないと思います。
 
FIREされている方の言葉は勉強になることが多いです。アドコック氏は弱気相場で平常心を保つ以下の方法を上げています。
経済ニュースを見ないこと
鋼のメンタルというわけではなく、このルールを作ることで感情が動かないようにしているのですね。
 
また、今サラリーマンをしている方にもアドバイスをしてくれています。資金があれば買いたいという気持ちが伝わってきます。
今は、ここ4,5年で絶対に買い時です
 
FIREされた方の言葉を参考によいと思うことは取り入れ、効率的に資産形成をしていきましょうね。
 
 
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