ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイは24日に「株主への手紙」を公表しています。
米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」
日経新聞の記事はこちら。
Bloombergの記事はこちら。
・米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」
・魅力的な新規投資機会は乏しい
・私が若い頃とは比べものにならないほど市場はカジノ的な振る舞いを見せる
・カジノは多くの家庭に浸透し、人々を日々誘惑している
・(バークシャーの株主像として)話題の株の購入に資金を充てる人々は当てはまらない
・有意な変化をもたらしうる投資先企業は米国にごくわずかしか残っていない(米国外はさらに少ない)
米国には、バークシャーの針路を真に動かすことのできる企業がほんの一握りしか残っておらず、それらは当社や他の企業によって際限なく摘み取られてきた。
米国以外では、バークシャーの資本展開の選択肢として意味のある候補は基本的に存在しない。全体として、われわれが目を見張るような業績を上げる可能性はない
・(現状で)バークシャーが目を見張るような投資収益をあげられる可能性はない
・バークシャーは巨額の資金で、市場の混乱に即座に対応する能力を持つ
・(リーマンショックについて)私たちは経済がまひする時期を予測していなかったが、準備は常にしていた
・(日本の5大商社について)適切に経営され評判の高い各社と連携し、世界各地で投資機会につながる可能性があることも恩恵だ
・商社各社は高度に分散された方法で事業を展開しており、バークシャー自身の経営手法とやや似ている
・商社経営陣の報酬は米国の水準よりはるかに控えめだ
・(バークシャー発展の礎を築いた)建築家としてチャーリーは永遠に評価されるべきだ
まとめ
世界で一番注目される93歳のお爺ちゃん、バフェット氏が「株主への手紙」の中で語った内容について、ご紹介をしました。
この内容だけを見ると現金を貯めながら暴落を待っているかのように読み取れます。
コロナショック後にも「カジノ」という言葉を使い、同じような発言をしていました。
S&P500の現在のPER(株価収益率)は27程度で、上記の発言をしていたコロナショック後と似たようなPERになっています。
バフェット爺は師匠ですので、株高である今は当然のごとく、大きく動く気配は感じられません。
大衆が騒いでいる時はより慎重になり、大衆が恐れている時こそ大胆な行動がとれるよう日々精進しコツコツと投資を継続していきます。
どこかの宗教とかではありません。^^
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