28歳のブロガーでファイナンシャルアナリストの現在の純資産は25万ドル(約3600万円)で今後投資をしなかったとしても退職時にはインフレ調整後で160万ドルから220万ドル(約2億3000万円から約3億1600万円)になる見込みだ。
退職年齢になって試験の一夜漬けするかのごとく必死に貯金を始める
28歳のブロガーでファイナンシャルアナリストは資産を増やす方法について次のように語っています。
給与:5万ドル(720万円)
純資産:25歳で10万ドル(約1440万円)、28歳で25万ドル(約3600万円)
私がとった戦略は非常に簡単で、やる気になれば誰でも簡単に真似できる。
・できるだけ早く投資を始める
・最低限のコストで快適に暮らせる人生設計をおこなう
・インデックスファンドにできるだけ投資をする
年配の人を見ると未来が分かる。
働きすぎたり、遊びすぎたり、健康に気をつけなかったりすると将来どうなるか、そしてお金の管理の仕方次第で将来の生活がどう変わるかが分かる。
自分が将来、経済的にどのようになるか2つの事例のどちらだと気付いた。
1.高齢者の大半が、遅かれ早かれ退職年齢にさしかかり、まるで大事な試験の前日に一夜漬けするかのごとく必死になって貯金を始めるが、気付いたのが遅すぎて貯められる金額も限られ、ストレスが頂点に達してしまう、という絶望的な状況に陥っていた。
2.私の知る人物の中で最も倹約家の祖父が、実は億万長者だったことを知った。所得の低い労働者階級の仕事で5人の子供を育てていたにも関わらず、基本的な株式市場の投資を利用し、退職時には口座に120万ドル(約1億7200万円)あったそうだ。
2つの方向性に分かれる。
A.投資を完全に先延ばしにする。
お金を失うことへの恐怖に支配されてしまうかもしれない上、投資機会を逃し、確実に多額のお金を失うことになる。
B.前もって計画を立てる。
お金の仕組みを学ぶことに専念し、今の消費習慣を少し変えるだけで、何十年にわたって複利の恩恵を受けることができる。
・後者を選び10代の頃から株を買い始め、小銭が入れば投資に使い続けた
・無駄な出費を減らして最大限幸せになるために慎重に人生設計した
・大きな家や高級車、ハイブランドの服や最新家電などには手を出さなかった
・純資産が25万ドルの半分を確定拠出年金(401k)や個人の退職年金プラン(Roth IRA)の口座に入れ、残りの半分は税引後の証券口座に入れた
・25万ドルは最も広範囲に多角化されたバンガード・インデックスファンドへの投資で貯めた
・たくさん貯金をしたおかげで、友人と一緒に何かを経験したり豪華な旅行をするなど、自分にとって価値のあることに一層お金をかけることができた
・急速に増える残高からしか得られない安心感のおかげで、お金に関わるストレスがまったくなく非常に幸せ
前提
・今後、1銭たりとも貯金や投資をしない
・株式市場の過去の事例に基づき、インフレを差し引いて年6~7%のリターン
・ポートフォリオを60歳になるまで複利で運用
検証結果
年6%のリターン:158万2525ドル(約2億2790万円)
年7%のリターン:213万7194ドル(約3億780万円)
まとめ
28歳の方が3600万円を作った方法とその後、投資をしなくても60歳までに3億円まで増えるという事実についてご紹介をしました。
要は、「やるかやらないか」それだけなのです。
わずか28歳で「お金に関わるストレスがまったくなく非常に幸せ」と言い切っているところはすばらしいです。20代で好きなことだけをして生きていくことも可能です。
私は過去に戻ることはできないので無理ですが、20代の方は上記のことをするだけでこの方と同様に若い時期に自由をつかみ取ることができるのです。
しかし、「退職年齢になって試験の一夜漬けするかのごとく必死に貯金を始める」と的確に表現しているように多くの人は目の前のことに追われて将来のことなど気にしない方が多いです。
自分の能力に自信がない人ほど、時間と複利の力でお金に働いてもらうことは重要です。高齢になってから気付いても既に手遅れなことが多いでしょう。
若い方は自分への投資と株式などへの投資をバランスよくおこない、自分の能力の限界が見えてしまった中年の方は株式投資に全振りするというのも1つの方法ですね。
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