iDeCoの証券会社を変更することは可能ですが、さまざまなデメリットがあります。変更を検討している方は、よく考えてから行う必要があります。
iDeCoの証券会社変更のデメリット
iDeCoの証券会社を変更する時には、多くのデメリットがあります。
1.処理に数ヶ月間かかる
変更処理が完了し変更先の証券会社で売買ができるまでに数ヶ月間かかり、処理が完了するまで商品の売買はできなくなります。
SBI証券のスケジュール
楽天証券のスケジュール
マネックス証券のスケジュール
2.手数料がかかる
変更元の大手ネット証券ではそれぞれ以下の手数料がかかります。
SBI証券 4,400円(税込)
楽天証券 4,400円(税込)
マネックス証券 4,400円(税込)
3.運用商品を売却する必要がある
多くの方が運用している投資信託を売却をして現金化し、変更先の証券会社にて時価で再度購入し直す必要があります。
売却時の税金はかかりませんが、処理に数ヶ月間かかるので運用効率は著しく落ち、場合によっては損失が出る場合もあります。
4.運用利回りがリセットされる
変更元の情報は変更先の証券会社には引き継がれません。変更先で商品を購入した後の利回りしか分からなくなります。
【大手ネット証券】iDeCoの商品
SBI証券、楽天証券、マネックス証券で取り扱っているiDeCo、全世界株と米国株(S&P500と全米)の商品と信託報酬率(税込)をご紹介します。
■SBI証券
全世界株
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.1102%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.1133%
米国株
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
■楽天証券
全世界株
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.195%
米国株
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.162%
■マネックス証券
全世界株
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1133%
米国株
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
まとめ
iDeCoの証券会社変更のデメリットについて解説しました。
2.手数料がかかる
3.運用商品を売却する必要がある
4.運用利回りがリセットされる
iDeCoは楽天証券を使っていますが、商品に不満があるので証券会社を変更しようとしましたが、今回このようなハードルがあることが分かりました。
iDeCoは保有商品の中でも最も長期運用が想定されるので、最低金額(年6万円)で積み立てをしている「楽天・全米株式」から全世界株への変更を考えていましたが、
楽天の「楽天・全世界株式」は「オルカン」と比較するとコストが高いです。
当初は低コスト商品と言われていましたが、他社がコストを下げる中、楽天は全くやる気がないのでここまで差が開いてしました。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.195%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1133%
選択肢としては3つです。
2.楽天証券のまま「楽天・全世界株式」に変更する
3.楽天証券のまま、コスト引き下げをしている「たわら先進国株式」に変更する
目的からすると1か2ですが、3の「たわら先進国株式」もありかなと思っています。当初買い付けていたのが「たわら先進国株式」でその後「楽天・全米株式」に変更したという経緯があります。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.195%
たわらノーロード先進国株式 0.09889%
コメント