iDeCoはやめた方がいい?改悪内容を確認

昨年末にiDeCoの改悪のニュースが飛び込んできましたが、改めてどのような改悪内容なのかを確認してみます。

iDeCoは2026年に大改悪がされる

日経新聞さんの記事はこちら。

「改悪」批判のiDeCo改正 不公平是正で所得増にも道 編集委員 田村正之 - 日本経済新聞
「予想を上回る拡大だ」。昨年末、政府の税制改正大綱で示された個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)の拠出限度額上げに関し、ファイナンシャルプランナー(FP)などからは、そんな驚きの声が多い。改正後は総拠出額が新しいNISA(少額投資非課税...

こちらの記事では、改悪を認めるような内容となっているが、とんでもない!

今後実施されるであろう、改悪内容はこうなっている。

 「現在はイデコなどDCの受給年を含めて5年以内に退職金を受け取った場合、重複期間についての退職所得控除はイデコと退職金の一方でしか使えない」(税理士の柴原一氏)。

イデコの受給開始は早くても「60歳から」のため、定年も退職金受給も60歳という大半の会社員にとって、控除の「二重取り」はできない制度設計になっている。

 しかし近年、定年と退職金受給を65歳に延ばす会社が金融業界など一部で出始めた。この場合、イデコを先に60歳で受け取れば控除の二重取りが可能になる。

例えば40歳から20年間イデコに加入すれば、イデコの資産について800万円までが非課税となり、25歳から40年間勤務していれば、会社の退職金についても2200万円(40万円と70万円のそれぞれ20年分)までが非課税となる。

 このため税制改正大綱は、イデコ受給後に退職金を受け取る場合、控除の二重取りができない退職金の受給時期の条件を「イデコ受給年を含めて10年以内」に延ばすとした。従来より5年の延長になる。改正は26年からで「今年までのイデコ受給は従来通り」(柴原氏)だ。

まとめ

2026年から実施されるであろうiDeCoの改悪内容についてご説明をしました。

個人的には後出し、後出しのとんでもない改悪内容だと思っています。老後資金を積み立てる為の制度でコロコロと制度内容を改悪されるのであれば、たまったものではありません!

もはや国との信頼関係なんてものは存在しませんね。

NISA改悪はありえないと今まで思ってきましたが、一概にないと言えなくなってしまいました。

ただし、決められた以上は制度に従うしかないのが、私達国民です。

今までも言い続けてきましたが、iDeCoは加入する必要がない非常に複雑な制度です。

iDeCoを検討をしている方は、やめましょう。NISAの1800万円だけ埋めれば十分です。

iDeCoに加入している私は49歳でFIREをして退職金を受け取っているので今回の改正内容は関係ありませんが、以前、改悪されている20年ルールにより、

69歳までは退職控除をフルで使うことができません。

しかし、65歳で退職金を受け取った方は85歳にならないと退職控除が使えないので、まだマシな方でしょうか。(亡くなっている方も多そう)

老後資金を積み立てる制度で実質、老後に資金を引き出せないような制度は”クソ”です。

 

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