さまざまな株式投資の方法の中でインデックス投資をすると決めても米国株、日本株、先進国株、新興国株、全世界株など多くのインデックスがあります。
ニッセイ基礎研究所のデータからどのインデックスが合理的なのかを確認してみましょう。
インデックスの種類
日本、米国、先進国、新興国、全世界の代表的なインデックスの種類です。
最もリターンが高いインデックスは
1989年12月末から2022年4月末までのデータを4つの経済ショックを基準に4分割し検証しています。
2.IT バブルからリーマン・ショックまで(2000年2月末~2007年10月末)
3.リーマンショックからコロナショックまで(2007年10月末~2019年12月末)
4.コロナショック直前から現在まで(2019年12月末~2022年4月末)
積立投資のリターン
下記の期間別に毎月2万円の積立投資をした時のリターンでベスト3に入っているインデックスです。
・S&P500
・ダウ平均
・MSCIコクサイ
株価推移
4期間ともにナスダック100の株価上昇幅には圧倒され、他のインデックスが誤差のように感じられてしまいます。
1.1989年12月末から2000年2月末まで
2.2000年2月末から2007年10月末まで
3.2007年10月末から2019年12月末
4.2019年12月末から2022年4月末まで
リスク
インデックス、バランスファンドの計9種類でリスクの傾向です。
以下の6種類で確認してみます。
・外国株式型(MSCIコクサイ、円ベース)
・国内株式型(TOPIX配当込み)
・内外株式型(MSCIコクサイ50%,TOPIX50%)
・外国債券型
・国内債券型
リスクを示した表については、「日本バブル崩壊直前(1989年12月末)から月次データ(円ベース・RI)を使用」との記述があるだけだが、
表の題名に「2022年4月末時点」とあるので、1989年12月末から2022年4月末までのデータと理解しました。
米国・外国・国内・内外株式型
・米国株式型より外国株式型の方がマイナス幅が25%と大きく、最大値に関しては変わらない。
・国内株式型の最大値が比較対象の中で一番高いのは日本バブルの影響か。
・内外株式型は考えていたより機能している。これも日本バブルのデータが影響している?
外国・国内債券型
外国・国内債券型ともに印象よりリターンが大きい。現在はこれ程のリターンは出ないと思われる。
まとめ
株式投資をするのに最もリターンが高いインデックスについてご紹介をしました。
・S&P500
・ダウ平均
・MSCIコクサイ
リターン上位はほぼ米国株でしめられ、その中でもナスダック100は圧倒的なパフォーマンスでした。
ナスダック100に毎月2万円を30年程度続けると1億3千万円になったというデータは夢がありますね。
では、ナスダック100に集中投資をすれば億万長者になれるのかといえば、なれるかもしれないし、なれないかもしれません。
ようするに分かりません。^^
・ボランティリティ(リスク)が高いIT株を経済ショック時にもダイアモンドの心で持ち続けられるか…
などなど
よって、コアの投資にはおすすめはしません。コアではなく、サテライト的な投資をおすすめします。
レバナンス、ガチホと言っていた方々は多少の下落ですっかりおとなしくなりましたが、その後どうなったのでしょうか。
予想以上に健闘していると感じたのがダウ平均です。
なぜなら、米国株を始めた頃に購入し保有しているダウ投資信託のリターンが先進国株を含む投資信託に次々と追い抜かれていたからです。
インデックスの問題ではなく古い投資信託の高コストが問題のようですね。
一昨年、一部は売却したのですが、売却をするタイミングがなかなかありません。
MSCI ACWI(全世界株)については安定していることは間違えはなく、未来の株式市場は予測できない。という観点でも安心感はありますね。
個人的には、今回ご紹介をしたインデックスの中では安定感のあるS&P500を現時点ではおすすめしておきます。
自分が何を信じどのぐらいのリスクがとれるか。ということです。
自分の最適解をデータを”参考”にして探し、自分の人生を切り開いていきましょうね。
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