米国の雇用者不足はFIREが原因?

米国で起きている雇用者不足は
FIREが原因ではないか。
という話があります。

 

今週、11/5(金)に
10月の雇用統計が発表されますので
そのような角度で見てみるのも
おもしろいですね。

 

楽天証券さんの記事です。
他からも同じような話が聞こえてきます。

アメリカの労働者は、どこへ消えたのか?深刻な人手不足を招いた「犯人」は誰だ?10月米雇用統計 詳細レポート | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
前回9月の雇用統計では、失業率は0.4ポイント低下して4.8%になりました。一方で、NFP(非農業部門雇用者数)は19.4万人増と伸び悩み。 レジャー・サービス部門、小売業や運輸業の雇用が大きく伸びた一方で、公立教育機関の雇用者数は前月…

 

過去の雇用統計と10月の予測値

9月の非農業部門雇用者数は19.4万人と
予想の50万人を下回りました。

8月の23.5万人より低下し
伸び悩んでいます。

10月の予想値は45万人となっています。

出典:Yahoo Japan ファイナンス

 

9月の失業率は予想の5.1%より
低く4.8%で8月の5.2%を下回りました。

10月の予想値は更に下がり、
4.8%となっています。

出典:Yahoo Japan ファイナンス

 

過去にはない現象が起きている

米国では過去の不況後には
見られなかった現象が起きています。

それは、
「退職率の急激な上昇」
です。

その要因は金融緩和による
株価の上昇や経済支援対策で
個人資産が大幅に増加したからです。

 

この人達は退職後に
労働に戻ろうとしている訳ではなく
労働市場から去ってしまった人、
つまり「FIRE」をした人々です。

この人数はコロナで職を失った
2200万人のうち
200万人にもなり
雇用者不足に拍車をかけています。

 

 

米国はかなり大規模に
経済対策を行いました。

現金給付は3回おこない
1人あたり3200ドル、
約37万5千円が支払われています。

そして、
失業保険の加算額も
昨年から週に300~600ドル、
約35000円~69000円
となっています。

出典:独立法人 労働政策研究・研修機構

 

株高と合わせ、
サラリーマンは働く気はしませんね。

 

政府が経済を救う為にした
経済対策が皮肉にも
このような状況をつくり出しています。

 

まとめ

米国の雇用者不足は、
FIREをした人が原因ではないか
という説は

FIREを目指し米国株を保有、
そしてコロナの期間を
過ごしていた者としては
非常に納得してしまいます。

米国では総人口に対する
生産年齢人口(15歳から64歳)の割合が
OECD加盟国の中で
急激に低下しているとのこと。

「FIRE」という生き方が
資本主義、先進国の
行く末なのでしょうか。

出典:経済産業省 OECD加盟国

 

 

人数は米国に比べると少なくても
日本でも同じことが起きていると
確信しています。

ネットでは
億り人になったという声も
多く聞かれますね。

 

 

既にピーク付近の相場が
来年どのようになるのかが
心配になるところです。

次の暴落はどのような
形になるのでしょうか。

・過去に例のない急角度で上り詰めた相場は急角度で下るのか
・不況は長期間続くのか

などなど

 

FIREに万全を期すには
不況の5年間が生活できる
資産があればより安心ですね。

少なくとも3年間でしょうか。

 

FIREを目指して
コツコツと資産形成を
していきましょうね。

 

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