【まとめ】11/3 米国FOMCで決定したテーパリングと利上げとは

11/3のFOMC
(米連邦準備理事会(FRB)が開く会合)
が終わりました。

概ね市場はFOMCの内容に
好感を示し株価は上昇しています。

 

FOMCの内容

FOMCで決まった内容は
ほぼ事前の予想通りで
サプライズはありませんでした。

・インフレは一時的を維持
インフレは一過性の表現を封印し前回の断定から想定に変更。

・テーパリング
月150億ドル縮小で11月から開始

・パウエル議長の会見
「テーパリングと利上げは別」を再度強調。
2022年に最大雇用の達成を見込んでいる。

 

債券市場の反応

債券市場の先物金利は
前日の11/2から上昇傾向です。

これは、債券市場が
長期のインフレと最大雇用の達成により
2022年の2回の利上げが
おり込まれているからです。

 

まとめ

当初、パウエル議長が発言をしていた
インフレ楽観論は下記の社会情勢により
後退してきています。

・急激な物価上昇
・供給が力強く回復していない
・人手不足による賃金上昇
・長期的な期待インフレ率(未来の予想インフレ率)が上昇

 

これらの内容を考慮すると、

・テーパリングは11月から開始し6月で終了する
⇒実質、6月からの利上げ(シームレス利上げ)をすることも可能。

・2022年は2回の利上げが予想される
⇒3回の利上げをすることも可能か?

といったところです。
 
文言的には柔らかいですが
テーパリング、利上げの期間を
考えるとかなりタカ的な印象ですね。
 
株価は利上げ時期が明確になるまでは
時には下落しつつも上昇していくでしょう。
 
 
 
米国の人手不足はかなり深刻で
インフレが加速しています。
米国の雇用者不足はFIREが原因?
米国で起きている雇用者不足はFIREが原因ではないか。という話があります。

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