ウォーレン・バフェット氏、率いるバークシャー・ハザウェイは株主に対して2月24日に年次書簡を送っている。その中には投資に関するアドバイスも含まれています。
バフェットの3つの投資アドバイス
年次書簡の中で投資に関するアドバイスをしています。
バーティー(実の妹)は賢明、非常に賢明だ。本能的に、評論家の意見はすべて無視すべきだということを知っている。
結局、もしバーティーが明日の勝者を確実に予測できるとしたら、その貴重な見識を惜しみなく共有して、ライバルを増やすようなことをするだろうか。
それは、金を見つけて、その在りかを示す地図をご近所に配るようなものだ。
2.良い企業を見つけても焦らないこと
コカ・コーラとアメックスから得た教訓は、本当に良いと思う企業を見つけた時には食らいつくこと。
忍耐は報われる。そして、素晴らしい企業が1つあれば、避けることのできない多くの平凡な決断を補うことができる。
※アメリカン・エキスプレスとコカ・コーラの創業はそれぞれ、1850年と1886年。
※バークシャー・ハサウェイは、1988年コカ・コーラに、2001年にはアメリカン・エキスプレスに、多額の投資を行った
3.資本を永久に失うリスクを冒さないこと
株式市場はますますカジノ化している。
そういう時は、どんなばかばかしいものでも売り込むことができる。全員ではないにしろ、誰かがやるのだ。
愚かなマーケティングに引っかかってはならない。
さもなくば市場が荒れてしまい、一般の投資家は混乱し、貧しくなり、時には復讐心を抱いて立ち去ることになるかもしれない。
バークシャーのこれまでの、そしてこれからも変わらない1つの投資ルール、
それは、資本を永久に失うリスクを冒さないこと。
アメリカの追い風と複利の力のおかげで、我々が取り引きする舞台では、一生のうちに2、3度良い決断をし、大きなミスを避ければ、(これからも)報われるのだ。
まとめ
バフェット氏が2024年の株主への手紙で語った投資のアドバイスについてご紹介をしました。
2.良い企業を見つけても焦らないこと
3.資本を永久に失うリスクを冒さないこと
未来のことなど、バフェットさんを含め誰一人分かる人はいません。
2については、もし良い企業を見つけてもすぐに投資するのではなく、「適正な価格を見極めて買う必要がある」ということです。
例え、良い企業であっても高い価格で買ってしまうと意味がなくなってしまいます。
3については、コロナショック時のミーム株のように投機目的で短期間に売買が繰り返されることです。
投資とは、まさにこの言葉のとおりです。
アメリカの追い風と複利の力のおかげで、我々が取り引きする舞台では、一生のうちに2、3度良い決断をし、大きなミスを避ければ、報われるのだ。
インデックス投資であってもよい時期に買えているかいないかで、パフォーマンスには大きな差が出ます。
アクティブ投資のバフェットさんの言葉は、インデックス投資家にとっても大いに役立つことばかりです。
これからも慎重かつ大胆にコツコツと長期投資を継続していきます。
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