投資の基本からFIREを目指すのに必要な30の知識

米国のションセ・マドックス氏は、ある本を読む機会に恵まれました。現在は、FIREを目指しながら、この本で学んだ内容を実践、そして応用しています。

投資の基本からFIREを目指すのに必要な30の知識

ションセ・マドックス氏

・数年前まで投資をしていない側の50%に属していた

・子供のころ、投資については何も学ばなかった

・2017年に「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え(The Simple Path to Wealth)」を読む機会に恵まれた

・FIRE(経済的自立・早期退職)を目指しながら、この本で学んだ数々のコンセプトを自分の富への旅に応用している

■「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」に学んだこと

経済的自立の意味は人それぞれ

コリンズ(著者)は、何を経済的自立とみなすかは、自分次第だと説明している。

経済的に自立したからといって仕事を辞める必要はないとも力説する。

それは自分の選択であり、お金で買える最も重要なものは、選べる自由。

ファック・ユー・マネー

「ファック・ユー・マネー」という言葉を用いて、他人の要求から完全に自由になるのに十分な額を保持することの大切さを強調している。

それだけの額があれば、人は経済的に自立でき、自由になれる。

 

富を築く際の最大の障害は借金

借金は誰かに対して返済する義務のある額を意味する。

料金や利子を計算に入れた場合、長期にわたって借金を負い続けることは自由を楽しむ期間が減ることを意味する。

コリンズは、借金の積み重ねに対して注意を促し、返済の優先順位を決めるための単純な計算式を紹介している。

3%未満の負債
時間をかけて返済して投資する

3%以上5%未満の借金
最善の返済時期および返済方法を自分で判断する

金利が5%以上の借金
できるだけ早く返済する

シンプルな投資をする

コリンズは分散インデックスファンド(VTSAX)への投資を強調する。

市場に低迷する時期があるのは当たり前のことなので、市場は低迷するものだと覚悟しておくことが大切。

多くの場合で、不況を恐れて株を売るのはかしこい選択ではない。実際、ほとんどの人が資産を失うのは、そうやって売ってしまうことが原因。

■補足

この本は実際の数字や調査結果を示しながら、過去100年以上にわたって市場が成長を続け、下落後も回復してきたことを証明している。

市場には自浄作用がある。そのため、どこかの企業が失敗し、倒産したとしても、必ずより収益性の高い新企業が現れ、あとを引き継ぐ。

BUSINESS INSIDER さんの記事はこちら

まとめ

ションセ・マドックス氏が「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」から学んだことについてご紹介をしました。

・FIREをする資産額、理由は人によって異なる

・自由を手に入れるには「ファック・ユー・マネー」が必要

・借金を負い続けることは自由を楽しむ期間が減ることを意味する

・インデックスファンドに投資をして保有し続ける

 
この本については、私のような者から何も言うことはない素晴らしい内容です。
◎収入の範囲で消費する。借金はしない
◎投資アドバイザーは近づけない
◎どんな決断でも、経済的なインパクトを考える
◎健全な投資は複雑ではない
◎投資額の4%で1年を暮らせれば、経済的に自立できる
「ファック・ユー・マネー」についてはそのとおりですね
理不尽なことがあった時に奴隷ではないので「いつでも辞めてやるぞ!」と言えるような資産があれば心身ともに健康で前向きな人生を過ごすことができます。
 
借金、特に自宅や車の購入にローンを組むことはお勧めできません。(買うこと自体をおすすめしません)
私は自宅は何とか買わずに済みましたが、働き始めて早々に新車をローンを組んで買ったことがあります。
「お前、買っとるやんけ!」
はい。偉そうなことを言っていますが、若い頃は散財しまくっていました。(^^;
その教訓として、みなさんには同じ過ちをしてほしくないと思い、このように書かせてもらっています。
ただし、楽しく過ごしていましたので、何事もバランスです。そんな生活をしていても今はFIREすることができているのですから。
若い頃は株式投資だけに注ぎ込むのではなく、自分への投資が必須です。散財ではないですよ。^^
インデックスファンドに投資をして保有し続ける。については必須です。
この本で紹介されている VTSAX とは VTI の投資信託版です。全米株式への投資です。厚切りジェイソンさんと同じですね。
インデックスファンドという、すばらしい仕組みがあるからこそ、FIREは誰にでも可能な身近な存在になっているのです。

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