新NISAで資産3000万円に増やすには「3つの壁」がある

新NISAを始めた方、始めようとしている方は「お金を増やす」ことが目的だと思います。株式投資を長期的にするには「3つの壁」を乗り越える必要があります。

長期株式投資をする上で乗り越えなければいけない「3つの壁」

ウェルスナビCEOである柴山さんが BUSINESS INSIDER さんで投稿している記事はこちら

新NISAで成功するには、乗り越えるべき「3つの壁」がある。5年目で9割が+20%以上のリターンに
本記事の筆者、柴山和久氏が運営する「WealthNavi(ウェルスナビ)」では、38万人超の行動データを分析しています。そこから、新NISAで成功するには乗り越えなくてはいけない「3つの壁」があることが分かったと言います。

要点をまとめると。

■長期株式投資をする上で乗り越えなければいけない「3つの壁」

1.株価の上下で一喜一憂して心理的に疲れ果て、投資を続けられなくなる

・投資を始めたタイミングでは、投資の効果を実感できない
・資産が一時的に減ることにより不安が先行する
・人間の脳はリターンがゼロ付近ではリターンに一喜一憂しやすい

2.金融危機で株式が暴落すると売却をしたくなる

時間が経つと株価は戻り、世界経済は長期的に成長していく。売却をせず、持ち続ける方が合理的。

3.金融危機の直後に売却したくなる

株式暴落の後、マイナスになった資産がプラスになると「やれやれ」という気持ちになり売ってしまう。

株式は長期で保有している人の方がリターンが高い。ウェルスナビのデータでは、5年目の9割が20%のリターン。

まとめ

長期株式投資をする上で乗り越えなければいけない「3つの壁」についてご紹介をしました。

資産3000万円としたのは、野村総研が定義している純資産保有額が一番、少なく割合が多いマス層の上が3000万円以上5000万円未満のアッパーマス層だからです。

1.株価の上下で一喜一憂し、疲れ果て投資を続けられなくなる

2.株の暴落時に売却をしてしまう

3.株の暴落後、株価が回復した時に売却をしてしまう

 

投資歴が短い方は心当たりがあるのではないでしょうか。

今でこそ、このようなことはありませんが、投資歴が浅い頃には3の暴落後に株価が戻ったケース(2019年のリーマンショック後)で売却をしたことがあります。

リーマンショック時にはまだ多くの株を保有していなかったので、損失は大きくはありませんでしたが、一番初めに買った個別株、本田技研工業(ホンダ)がこのケースに当てはまります。

結果論ですが、長期的に見て株価はあまり上昇していないので、売却をしてよかったのかもしれません。

ホンダの株価推移

しかし、インデックス投資では高い確率でホンダのような結果にはならないでしょう。

S&P500の株価推移

念の為、言っておくと、ウェルスナビを勧めているわけではありません。

投資コンセプトとしては、よいとは思いますが手数料が年率1.1%(税込)と高いです。初心者であってもお勧めはしません。

しかし、CEOが言われていることは私も経験してきたので、ご紹介をした内容のとおりだと思います。このような心理になるものだと事前に想定していれば少しは心理的ダメージは少なくなるでしょう。

 

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