銀行には資産のどのぐらいの現金を預けておくべきなのでしょうか。
今後10年必要にならないお金は手元に置いておくべきではない
アメリカのファイナンシャルプランナーがクライアントから最も頻繁に受ける質問は「銀行口座にいくらぐらいの現金を置いておくべき?」だそうです。
BISINESS INSIDER さんの記事はこちら。
・その額を基準として、自分にどれほどの支払い責任があるのか、収入は安定しているか、どれぐらい余裕があれば安心できるかなどに応じて、上下に調整する
・短期的な目標や、毎月の生活費ではまかなえないような大きな買い物(家や車など)のため、数年をかけて貯金する必要もある
・今後10年必要にならないお金は現金で手元に置いておくべきではない
・預けた現金にインフレ率よりも低い利息しか得られなかった場合は、10年後には、現在よりも購買力と価値が減っていることになる。これが長期にわたって現金を維持する際に生じるリスク
・少なくとも今後10年間は必要ないとわかっている現金は投資に回すことで、普通預金口座や定期預金口座に預けるよりも多くのリターンが得られる
・10年後にそのお金が必要になるのなら、60%が株式、40%が債券の60/40ポートフォリオなどを目指したほうがいい
・具体的な配分は、リスクの許容量や限界、必要なリターン、あるいは時間の長さによって、個人的に調節する必要がある
・そうすることで、預金口座を使うよりも収益が増える可能性が高まると同時に、何十年も投資を続けるポートフォリオよりはリスクが少ない
まとめ
「銀行にはどれぐらいの金額を預けておくべきなのか?」という質問に対してのアメリカのファイナンシャルプランナーの回答についてご紹介をしました。
まさしく、この回答通りで参考にしていい内容だと思います。
無理やり突っ込みを入れると。
初心者にとっては債券を入れたポートフォリオは難易度が高く、保有商品的にも多くなり複雑になってしまうので基本は株式などのリスク資産と現金の無リスク資産の2種類で調整すればよいです。
現金がインフレ負けしてしまうところは目をつぶるしかありませんが、そこは銀行預金よりは多少利率がいい、個人向け国債変動10年で運用することをおすすめします。
個人的には生活防衛資金や、あえて残している現金以外の5年以上使わない現金がもしあれば、株式か米国債、外貨建てMMF、個人向け国債変動10年などに突っ込むと思います。
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