新NISA 回転売買の勧誘は処分 金融庁が監督指針を強化

金融庁は新NISAでの「回転売買の勧誘」を行政処分対象にします。

新NISAでの「回転売買の勧誘」は行政処分対象

日経新聞さんの記事はこちら

新NISA、回転売買の勧誘は処分対象 金融庁が監視強化 - 日本経済新聞
金融庁は2024年に始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)で悪質な回転売買の勧誘を行政処分の対象にする。株や投資信託を売却すると非課税の投資枠が復活するしくみが、手数料目当ての短期の乗り換え勧誘につながりかねないためだ。監督指針を改正し...

要点をまとめると。

■新NISAの監視を金融庁が強化
金融庁は2024年に始まる新NISAで悪質な回転売買の勧誘行政処分の対象にする。

株や投資信託を売却すると非課税の投資枠が復活するしくみが、手数料目当ての短期の乗り換え勧誘につながりかねないため。

手数料狙いの証券会社や金融商品仲介業者(IFA)などが毎年、生涯の投資可能額が上限の1200万円に戻ることに目を付け、顧客に高い手数料の投信などを短期間で売買するよう勧誘しかねない。

金融庁:
「成長投資枠を使った合理性のない短期の乗り換え勧誘は顧客の資産形成につながらない」

■新NISAでの投資枠復活の仕組み
現行制度は買った商品を売っても非課税の生涯枠は減ったままだが、新NISAは売却すると翌年に生涯枠が復活する。

成長投資枠
年間投資上限:240万円
生涯投資上限:1200万円

まとめ

新NISA、成長投資枠を使った回転売買の勧誘を行政処分対象にするという内容についてご紹介をしました。

全ての方にネット証券を使っていただきたいですが、何らかの理由で使うことができない方は、証券会社や銀行などの窓口の「あの人は親切だから」とかいう理由で電話などを含めたアドバイスを聞いてはいけません。

組織的な詐欺を起こしてきた郵便局などと全く同じで、ニコニコしながら寄ってきてカモと判断されると、いかにも正しそうなことを言って様々なゴミ商品を売りつけてきます。

新NISAの成長投資枠は彼らが儲かる手数料の高い商品を売り込むチャンスなので彼らも必死です。

成長投資枠であっても複雑なことをする必要はありません。シンプルな投資方法でシンプルな商品に投資をしていきましょう。

 

新NISAの「成長投資枠」も「インデックスファンド」を買うべき理由
新NISAの「成長投資枠」ではどのような投資をすればいいのでしょうか?それは「つみたて投資枠」と同じインデックスファンドを購入することです。 インデックスファンドの利点は「平均投資」であること 東洋経済オンラインさん、山崎元さんの記事はこち...
新NISAの対象投信の選定で金融庁と運用会社がバトル
新NISA「成長投資枠」の投資信託の選定で金融庁と運用会社がバトルを繰り広げていたことが明らかになりました。
新NISAで老後資金2000万円を月5万円の積立投資で作ることは可能か
老後資金の2000万円を40、50代の方が作るには毎月いくらの投資が必要になるのでしょうか。シュミレーションで毎月の必要金額を把握することができます。

 

コメント