多くの方が医療保険を契約をしていますが、実際には契約する必要がない人がほとんどです。
日本には世界的に優れている公的保険制度がある
マネーポストWEBさんの保険に関する記事はこちら。
要点をまとめると。
ケース1
<保険>
三大疾病保険
死亡時に200万円、三大疾病で200万円、解約返戻金もあるタイプ
月々1万円程度
<解約理由>
・高額療養費制度がある
・200万円なら貯金で賄える
保険料として支払っていた分を積み立てに回せたので、やめてよかった。
ケース2
50才
<保険>
医療保険
月1万円
<解約理由>
・5年目に60万円も払ってきたのに何もなかったと思った
・1日1万円の入院費をもらえるとの仮定で元を取るには60日も入院しないといけない
保険料を貯蓄に回せてよかった。
ケース3
52才
<保険>
医療保険 がん特約
生命保険?
月4万円以上
<解約理由>
・がんの種類によっては保証対象にならないことを知る
万が一のためにつらい思いをして払い続けるより、いまを充実させるためにお金を使う方がずっといい。
・サラリーマンは、けがや病気で会社を休んでも、傷病手当があるので給料の3分の2はもらえる
・がんの手術でも1週間ぐらいで退院できるので、入院費用もそれほどかからない
・貯金が多少あれば、保険がなくてもなんとかなる
・ほとんどの治療は保険診療で対応できる
・世界的に見ても極めてよい日本の公的保険制度がある
・がんの医療費を心配するより早期発見が大切
(ステージⅠであれば30万~40万円の局所治療で済む)
生命保険
医療保険
まとめ
医療保険(生命保険)が必要ない理由や必要ない人についてご説明をしました。
なぜなら、既に加入している「公的保険制度」があるからです。
医療保険を契約している人で「先進治療特約があるから」とか、言う人も多いですが国で認められていない、直るとも分からない治療です。
国が効果があると認めれば保険対象になるはずです。
そして、保険を止められない一番多い理由は、サンクコストです。
「今まで数年、数十年間、高い保険を払い続けてきたのに、何かあった時にもったいない」という考えです。
無駄なお金を支払い続けているのですが、このような心理で合理的な考え方ができなくなります。
保険会社もそのような心理に付け込んで不安をあおってきます。
本来は保険が「無駄なお金」と気付いた時点で即解約するのが合理的な行動です。
ケース2、3の方は保険を止めることができて本当によかったですが、「元を取ることができない」とか
「がんの種類によって保障対象にならない」と言っているので本質的には理解できていないようです。
本質を理解しないと形を変えた商品に引っかかってしまう可能性があります。
保険は儲けたり、元を取るために入るものではなく、普段起きない何かが起きた時に対応できない方が入るものです。
また、「がん」になってしまった場合は公的保険制度で対応すれば十分です。もし、お金をかけるのであれば保険ではなく、健康診断など発見することにお金をかけましょう。
がんセンターの医師が医療保険に入っていないというのが答えです。
がん治療に詳しい医師である北海道がんセンターの西尾正道さんも医療保険には加入していない。
過去に手術をした時に公的保険の高額医療費制度を使ったことがあります。翌日には退院できるような程度のものでしたが、支払いは10万円もかかりませんでした。
しかも、会社で保険に加入していたので、その支払いもあり、ほとんどお金はかかりませんでした。会社で加入している保険はないかも調べておきましょう。
無駄な大きな支出は削り、資産を買っていきましょうね。
生命保険、医療保険はほとんどの人には不要です。不要なお金を垂れ流すとお金持ちになることは一生できません。
健康保険証にマイナンバーカードを紐づけてない方は、対応しておきましょう。
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