値上げでエアコンの電気代は1日・1カ月でいくらかかる?できる節電対策

気象庁が発表をした天気予報によると今年の夏の気温は平年より高く、猛暑になるようです…。電気を多く使うエアコンの1日、1カ月の電気代を把握しできる対策をしていきましょう。

真夏の気温は全国的に高くなる傾向

今年の夏の気温は気象庁が発表している1カ月、3カ月予報では全国的に高くなる傾向になっています。特に7、8月の気温は高くなっています。

■1カ月(7/8~8/7)の平均気温

暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高いでしょう。特に、期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです

気象庁ホームページより

■3カ月(7月~9月)の平均気温

向こう3か月の気温は、暖かい空気に覆われやすいため、東日本では平年並か高く、西日本や沖縄・奄美では高いでしょう。

気象庁ホームページより

エアコン電気代の計算方法

1時間あたりのエアコンの電気代は以下の計算式で求めることができます。

1時間あたりの消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 料金単価(円/kWh)
下記のモデル機種で1時間、1日、1カ月の電気代を求めてみます。
※1kWあたりの料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の全国平均の31円/kWhとする
モデル機種
ダイキン うるさらX Rシリーズ AN283ARS-W(10畳程度用)
消費電力:550W(100~1,000W)
■1時間
0.55kW × 1時間 × 31円/kWh = 17.05円
■1日
8時間:17.05円×8時間=136.4円
12時間:17.05円×12時間=204.6円
24時間:17.05円×24時間=409.2円
■1カ月(30日)
8時間/日:136.4円×30日=4,092円
12時間/日:204.6円×30日=6,138円
24時間/日:409.2円×30日=1万2,276円
 

まとめ

今年の夏の天気予報とエアコンの電気代の計算方法についてご紹介をしました。

注意点としては、エアコンを使う環境に大きく左右されることと、この記事内の計算で使用している単価は2023年5月のようですので、値上げ分は考慮されていないと思われます…

正確な数値は分かりませんが、単価については経済産業省の記事の方が、参考になりそうです。

2023年6月の電気料金、なぜ値上がりするの?いくらになるの?
今回は、2023年6月の電気料金改定について、その経緯や理由、最終的な改定後の電気料金の水準などについてご紹介します。
■電気の単価
北海道:36円/kWh
東北:30円/kWh
東京:29円/kWh
中部:27円/kWh
北陸:28円/kWh
関西:22円/kWh
中国:30円/kWh
四国:29円/kWh
九州:21円/kWh
沖縄:32円/kWh

モデル機種を使って東京の単価29円/kWhで計算をしてみると、このようになりました。
■1時間
0.55kW × 1時間 × 29円/kWh = 15.95円
 
■1日
8時間:15.95円×8時間=127.6円
12時間:15.95円×12時間=191.4円
24時間:15.95円×24時間=382.8円
 
■1カ月(30日)
8時間/日:127.6円×30日=4,092円
12時間/日:191.4円×30日=5,742円
24時間/日:382.8円×30日=1万1,484円
この金額に改定後の割増分が乗ってくるのかが、正直よく分かりません。
日経新聞のこちらの記事によると割増率はこのように記載されています。
家庭の電気代、6月から14〜42%値上げ 電力7社発表 - 日本経済新聞
東京電力ホールディングスなど電力大手7社は16日、6月1日から家庭向け電気料金を値上げすると発表した。経済産業省によると、標準的な家庭の電気料金の値上げ幅は14〜42%になる。足元の燃料価格の下落を反映した。電力販売におけるカルテルなどの不...

経産省が16日に提示した標準的な家庭における電気料金の値上げ率は

北海道が21%、東北が24%、東電が14%、北陸が42%、中国が29%、四国が25%、沖縄が38%。

値上げ率は北陸が最大で、東電が最小になった。

値上げ幅でみると、標準的な家庭における電気料金の値上げが最も大きい沖縄電力が5323円、最も小さいのは東電で2078円だった。

単純に上記の料金に東電の割増率14%を入れて1カ月の料金を計算をするとこのようになりました。
■1カ月(30日)
8時間/日:127.6円×30日=4,092円×114%=4,665円
12時間/日:191.4円×30日=5,742円×114%=6,546円
24時間/日:382.8円×30日=1万1,484円×114%=13,092円
これはエアコン代だけです。7,8月の請求を見てビックリするのではなく、今ビックリをしてできる対策をしておきましょう。^^

節電対策についてはこちらにまとめています。

電気代が6月から最大42%の値上げ 新電力会社に切り替えても安くはならない
先日、6月分の電気料金から大きく値上げすることが発表され、東京電力は14%、北陸電力にいたっては42%もの値上げになります。私達ができる対策について考えます。

上記に書いてないこととしては、家にいないか、暑さに強い方はエアコンをなるべく利用しないことでしょうか。(^^;

命に関わる恐れがあるので決しておすすめはしません。

わが家で真夏にエアコンが壊れた時に実際にしていたことです。まだ生きています。^^

・遮光カーテン、すだれを両方を使い部屋の中に日差しを入れない
・北側の部屋でパンツ一枚で過ごす
・扇風機の後ろに保冷剤や氷を付けた冷風にあたる
・常に濡らしたタオルを首に巻いておく
・水シャワーを浴びる
・寝る時は保冷剤をタオルに巻いて枕の上におく
 
猛暑とインフレの夏を乗り切っていきましょうね。
 
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