マイナンバーカード 健康保険証と紐付けをしないと受診料は高いまま 登録方法を解説

マイナンバーカードと一体化された健康保険証の運用が4月1日から開始されました。

しかし、マイナンバーカードを持っていても健康保険証と紐づけをしていないと割高な受診料を支払うことになってしまいます。

マイナンバーカードは持っているが、まだ健康保険証の登録をしていない方に健康保険証の登録方法について解説します。

健康保険証を登録するメリット

マイナンバーカードに健康保険証を登録すると以下のようなメリットがあります。

1.利用時のメリット

・薬や特定検診の結果の提供に同意すると、医師から情報に基づいた適切な診断や投薬を受けることができる

高額な医療費が発生した場合、一時的に自己負担したり限度額適用認定証の申請手続きをする必要がなくなる

・WEBのマイナポータルから受診記録が参照できるため、領収書の保管・提出する必要がなくなる。よって簡単に医療費控除申請の手続きができるようになる

・就職・転職・引越しなどをしても新しい健康保険証の発行を待たずに医療機関・薬局などを利用することができる

2.ポイントの付与
健康保険証として登録をすると7500円分のポイントがもらえます。

※マイナンバーカードの申込み期限:2023年2月末
※マイナポイント申込み終了日:2023年9月末

現在受付をしている決済サービスはこちら

https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

 

健康保険証の登録では7500円分のポイントですが、最大で20000円分のポイントがもらえます。

1.マイナポイントの申込み後、20000円までのチャージまたは買い物で5000円分のポイント
2.健康保険証の申込で7500円分のポイント
3.公金受取口座の登録で7500円分のポイント
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

健康保険証の登録方法

マイナンバーカードに健康保険証を登録するには以下の4つの方法があります。

1.スマートフォンにアプリをインストールしてアプリで登録

2.パソコンにアプリをインストールしてアプリで登録
※ICカードリーダーが必要

3.セブン銀行ATMで登録

ATMで使えるカード・サービス・手数料 :マイナンバーカードでの手続き | セブン銀行
セブン銀行ATMではマイナンバーカードでのお手続きをご利用いただけます。サービスやご利用方法についてご案内いたします。

4.各自治体の役所などで登録
あくまでも自分でできない方向けの登録の補助です。登録自体はスマホなどで行います。対応していない自治体もありますので、お住まいの自治体などにお問い合わせください。

ここでは最も簡単に自宅できる1のスマートフォンでの登録について解説をします。
パソコンでもよいのですが、ICカードリーダーが必要になりますのでスマホをおすすめします。

スマートフォンでの登録手順

対応機種の確認

ご利用のスマホが対応機種であるか確認をしてください。

マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。 | よくある質問|マイナポータル
マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等は以下のとおりです。(2024年10月4日時点)   なお、記載の通信事業者以外の携帯電話サー

アプリのインストール

iphoneは「App Store」、Andoroidであれば「Google Play ストア」で「マイナポータル」のアプリを検索しインストールをする。

または、以下のQRコードからインストールをしてください。
iOS

Android

登録手順

1.マイナポータルアプリを立ち上げ「健康保険証利用申込」をタップする
2.「同意して次へ進む」をタップする
3.「申し込む」をタップする
※「NFCが起動できませんでした」等のエラーが表示された場合はスマホの設定画面で「NFC/おサイフケータイ」をONにする
4.マイナンバーカードを受け取った際に設定した数字4桁の暗証番号(パスワード)を入力して「次へ」をタップする
5.マイナンバーカードをスマホに密着させて読み取りを行う

※機種によって読取位置が異なるので以下で確認をしてください
Android
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/howtoread/androidfaq.html
iPhone
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/howtoread/iphonefaq.html

6.マイナカードの読み取りが成功すると以下の画面が表示されるのでカードを外す

7.この画面が表示されたら登録は完了です
 
※確実に登録されているか確認をされたい方は、以下の内容にしたがってご確認ください
Q.保険証の登録が出来ているか確認する方法はありますか。

A.マイナポータルの「申込状況を確認」において、「健康保険証としての登録状況」で確認ができます。
https://web.hir.myna.go.jp/Accept/checkStatus)  

登録が完了した場合は、健康保険証としての登録状況に「登録完了」と表示されます。

被保険者番号との紐付作業を行っている途中の申込分等は、「システム準備中のため、しばらくお待ちください。2021年3月までに登録完了予定。」と表示されます。

マイナポータルより

まとめ

マイナンバーカードへの健康保険証の登録方法をご説明しました。医療機関で利用される前に登録を行い、無駄な費用は払わないようにしてくださいね。

マイナンバーカードの人口に対する申請率は76%を超えています。

デジタル庁より

しかし、登録をしないと健康保険証と紐づかないことを多くの人が理解していないので、医療機関を受診して初めて健康保険証として利用できないことを知り、割高な受診料を払っている方も多いようです。

Q.マイナンバーカードと健康保険証を一体化し、紙の健康保険証を2024年秋をめどに廃止すると聞きました。マイナンバーカードを健康保険証として使える医療機関も少なく、従来の健康保険証よりも診療報酬が高くなると聞きましたが本当ですか。

現在、保険証利用に必要な顔認証付きカードリーダー等(オンライン資格確認等システム)の設置が進んでおり、

2023年4月からは、全ての医療機関・薬局において、マイナンバーカード保険証を利用して受診ができるようになります。

なお、マイナンバーカード保険証を利用した際の自己負担額は、2022年10月より改定されています。

医療機関で、マイナンバーカードを保険証利用した場合は初診料6円、従来の保険証で受診した場合等は初診料12円の負担となり、マイナンバーカード保険証を利用した方の費用負担が余計にかかるということはなくなりました。

デジタル庁ホームページより

正直なところ、マイナンバーカードへの移行は現時点では多くの人にとって大したメリットにはなりません。

多くの税金を使ってマイナンバーカードの事業を行っているのですから、対策をしていただき本当に利便性が上がるようなシステムを構築していただきたいものです。

 

20,000円分のマイナポイントの申請や銀行口座の登録方法についてはこちらです。

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