個人投資家の井村俊哉氏は対談の中でインデックス投資は私の投資スタイルとは違うが大半の人には合理的で正しい投資方法であると語っています。
インデックス投資は合理的で正しい投資法
日経新聞さんの記事はこちら。
記事内の井村氏が発言した部分を抜粋。
日本の個人はかなり合理的に行動してきたと思う。日本株は長く低迷し預貯金での運用は正解だった。
しかし日経平均株価は2013年以降上昇に転じ、約4倍になった。
20〜40歳未満の個人株主数は22年度までの5年間で6割も増え人口減に逆行している。
投資環境の変化を理解した若い世代の一部がしっかり取り組み始めているのだろう。
個人の投資の主流は、いわゆる長期積み立て分散投資だ。株価指数などに連動する低コストのインデックス投信で運用する。
私の投資スタイルとは違うが、大半の人には合理的で正しい投資法だ。そういう「最適解」に早期にたどり着いていることも、個人が賢明であることの表れだ。
私はオルカンを買わない。オルカンに負けない成績を出せると思っているからだ。ただ今年、株価指数全体が大きく上がった中で、私の成績はオルカンに負けていた。
朝から晩まで投資のことだけを考え調査を続けている。それなのに勝てないのは辛い。
半導体の需要増や円安が一過性と思い、関連銘柄に十分投資していなかった。
2月ごろ、自分の間違いに気づいて投資スタイルを変えた。挽回できると思っている。
しかし「全部を買う」オルカンなら自動的にこうした銘柄も組み込まれる。やはり普通の人にとっては賢い投資方法だ。
なくなれば生活に困るような資金を投入しないことも大事。
急落局面で大事にしているのは「株価は死すとも企業は死せず」という言葉だ。市場の急落の原因が投資先の業績に関係がない場合は急落局面は買い場。
今回も自分は安値で買い増した。しかし最近投資を始めたばかりの個別株の投資家の中には、リスクを恐れて大きく売ってしまった人も目立つ。すると回復局面での恩恵を得られない。
まとめ
対談での井村氏の発言についてご紹介をしました。
ユーチューブなどの発言を見ていると、「オルカン」などのインデックス投資についてはもう少し反対的なのかと思いきや、肯定的な意見がほとんどでした。
記事内で井村氏が言われていることと私の考えはほぼ同じでした。
動画では発言が切り取られているのですかね。分からないものです。
少し驚きだったのは井村さんのような優秀な投資家であっても、今年、指数に負けていたことです。
ただし、すぐに自分の間違えを認め投資方法を変更し、今後は指数を上回る自信をみせているところなどは、さすがです。
凡人の投資スタイルは井村さんも言われているように、インデックス投資の一択と言ってよいでしょう。
凡人には凡人なりの戦い方があるのです。
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