夫婦共働きの方が住宅ローンで「ペアローン」を組むのは正しい選択なのでしょうか?
「ペアローン」は離婚したときにもめやすい
マネーポストWEB さんの記事はこちら。
まとめると。
・借入金額を増やせる
⇒夫婦の年収が500万円と300万円の場合、借りられる金額はおおむね年収の7倍の5600万円まで。
・住宅ローン控除をダブルで受けられるので節税効果が高い
・マイホームを売却すると、譲渡所得から最高3000万円までを控除できるという特例があり、ペアローンだと夫婦それぞれに控除が適用される
■ペアローンのデメリット
・出産、育児、病気、介護でどちらかが離職し高額の返済に追われる可能性がある
・月々の返済に追われて貯蓄があまりできず、日々返済のためだけに働いているような状況に陥りかねない
・事務手数料や印紙などの各種手数料が2倍になる
・共有名義になるので離婚したときにもめやすい
■離婚した時の問題点
・夫婦のどちらか一方が住み続けたい場合、ローンを一本化する手続きが難航しがち
⇒一本化した後の名義人一人分の収入が足りず、再度住宅ローンの契約を結べない場合が多い
■資金計画を立てる時の注意点
1.借りられる金額の最大値=予算と考えない
2.将来的に、夫婦の片方が働けなくなるなど、収入が大幅に減るリスクも考慮する
3.賃貸マンションに住んでいる場合、住宅ローンの月々の返済額が今の家賃を大幅に上回らないようにする
世帯年収1000万円の共働き夫婦がペアローンを組み、7000万円借入れるというのは、相当リスキーな行為。
まとめ
「ペアローン」のメリット、デメリットについてご紹介をしました。
「ペアローン」はデメリットも多いリスクの高いことだと認識いただけたでしょうか。
変化の大きな時代、会社や夫婦仲がいつどうなるか分からないのに住宅ローンを「ペアローン」で組むことに恐ろしさを感じた方がいいです。
一般的な年収の方であれば、住宅ローンを組んだ時点で会社の奴隷となり自由とは程遠い生活になることはほぼ確定します。
その上に「ペアローン」を組もうものならトドメを刺されたようなものです。
もし、住宅ローンを組もうとしている方がいたらもう一度、考え直すことをおすすめします。
住宅ローンを組んでしまった方は、できるだけ早く返済した方がいいです。
人生の大きな落とし穴にはまらないよう、ともに自分の頭で考え行動をしていきましょうね。
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