「外貨建て保険」でまさかの元本割れ

ほとんどの保険はろくな商品がありません。失敗事例から学びましょう。

「外貨建て保険」で様々な手数料をとられ元本割れ

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《まさかの元本割れ…》高利率が売りの「外貨建て保険」の落とし穴 高い手数料は加入者にとって“見えない損失”、短期間で解約すれば返戻金も減額 | マネーポストWEB
年金の受給開始時期から新NISAのような新制度の活用まで、老後のお金は自らの決断に委ねられることが増えた。だが、決断次第では虎の子の資産を失いかねない。“しくじり”事例をもとに失敗の法則を学ぶ。 3...

失敗事例とNGポイントを抜粋すると。

■事例 Aさん 65歳で会社を退職
・退職金から500万円を一括払いして米ドル建て一時払い保険に加入
・円安相場で解約も「解約控除」という罰金のような費用を8%も取られた
・その他、様々な手数料を取られて、結局は元本割れになった

■外貨建て保険のNGポイント
・保険会社や銀行に取られる手数料が高く、6~7%を手数料として抜いた金額を運用する
・円と外国通貨を交換する際にも一定の為替手数料がかかる
・100万円を米ドルに換えると数千~1万円台の為替手数料がかかることもある
・加入者にとって“見えない損失”が大きい
・加入した年に解約すると10%、2年目は9%、3年目は8%など、短期間で解約すると解約控除(解約手数料)がかかり解約返戻金が減額される
・外貨での運用をストップし、円で資産を保有することになった顧客に、『儲かったからまた同じ商品で運用しませんか』と再契約を勧めるケースがある。一度解約して同じ商品を再契約させ、販売手数料を二重取りする
・円高になると受け取れる額が減って元本割れリスクが生じる

■医療保険のNGポイント
・50歳から85歳まで月額保険料5000円の医療保険に加入すると計210万円かかります。入院給付が1日1万円出たとしても、60日間入院するような大病を3回以上かからないと元が取れない

高額療養費制度を使えばひと月数万円で収まることが多く、月々の医療保険の保険料を貯蓄に回して、医療費は健康保険の自己負担分でカバーすれば十分賄えます。

まとめ

ろくでもない、保険で損をした事例と保険のNGポイントについてご紹介をしました。

もし、上記に記述されている保険に入っているほとんどの方は解約をした方がいいでしょう。

保険で必要なのは、自動車保険、火災保険、掛け捨ての生命保険(子供がいて貯金がない場合のみ)だけです。

それ以外の保険は必要ありません。

保険会社は今入っている保険を解約させ、新たな保険を契約させ、手数料で儲けるなど。悪魔的なことを普通にしています。

ろくな業界じゃありません。

自分の身を守るのは勉強するしかありませんので、ともに勉強をして金融リテラシーを上げていきましょうね。

 

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